ティファニー(ブルー)で朝食を・9 ~ happy morning cafe [散歩・散走]
ティファニーな青色の自転車に乗って訪ねるブレックファースト。今日のその「特別編」。
どこが特別かというと・・・。
どこが特別かというと・・・。
今日訪れるカフェは、10月01日(土)〜08日(日)の05:30〜08:30だけオープンする、極々短期間限定のお店で、その名も「ご来光カフェ2017」。
雲つくような摩天楼、ビル群に囲まれた水都大阪ではご来光・・・日の出を拝むなど難しいことで、そのビルの谷間、僅かに開けた大川の、見晴るかす生駒山系から昇る朝日が垣間見られるのは、一年でこの時期だけ。
それに肖ってわずか一週間だけ開催されるのがご来光カフェとご来光クルーズ。
そりゃあ、ね。
あべのハルカスだとか梅田スカイビルだとか高ァいところに登れば、年中いつでも、生駒山の向こうから昇る朝日を拝むことは出来るでしょうが、それじゃあ、ちょっと有り難みがない? イヴェンティヴじゃあ御座いませんでしょ?
大体、そんな早朝に開いてもないし。
大阪市のど真ん中を東西に分断する大川の流れる方向と日の出の方位角がほぼほぼ一致する僅かの期間だけ、川面に突き出した水上カフェからビルの谷間、生駒山系から昇る朝日を見ながらお茶するってェのが粋ってもんじゃあござんせんか。
04:30ごろに目覚めて、05:00にBD-1Rともに家を出る。
摩天楼犇めく商都はまだ日曜日の惰眠を貪って、ひっそり閑として、走るクルマも往来するヒトもほとんどない。まださほど汚されていない空気は冷んやりとはしているが、寒いと感じるほどではない。
西の空には、中秋の名月の名残りをとどめる月齢17日の、ほぼまん丸いモーニングムーンが浮かんで、ビル群のはるか上から仄白い光を投げかける。その光りを頼りに薄暗い路を往く。
淀屋橋駅近くの大阪水上バス淀屋橋港を臨時の特設会場とする期間限定のカフェに着いたのが05:30。カフェのオープンの少し前。日の出にはまだ間がある。
すでに多くのヒトが行列をなしている。ご来光クルーズの乗船を待つヒトも多く、狭い待合所に犇いている。
そこに設えられた臨時カフェは席数も限られて、出遅れると、テーブルもない階段に腰掛けることとなってしまう。
対岸が中之島で、すぐ眼の前は大阪市庁舎や大阪中央公会堂が並ぶ。
カフェとしてのメニューも限られて、コーヒーか紅茶、お茶請にスコーンやパレルモが用意されている。紅茶とスコーンをオーダー。
さて、その日の出。
時間も大いに問題ですが、大川の川筋と重ねるとなると方位角が最重要。
因みに、今朝の日の出は6時前後。緯度135度、経度34度の淀屋橋港から見える方位角は96度。少し南に寄り過ぎているように思えるが・・・。
初日の1日(土)に伺うつもりでいたのですが、その日は前夜から降り続いた雨の影響が残っていたので諦めて、2日(日)は晴れてはいたが目覚めたのが05:00頃で間に合わず。それからも連日雨催いで、今日が1週間振りに快晴の朝。
やけにパサつくスコーンを、香りが殆どない紅茶で流し込みながら日の出を待つ。
『Breakfast at Tiffany’s』というには余りにプアな朝食ではあるが、まァ、食事が目的のイベントではない。これでも、お腹は十分満たされる。
それを平らげると、程なく日の出の時刻。大川(土佐堀川)左岸の淀屋橋港からはやはり少し南に寄り過ぎて、太陽の全容が見えるほぼギリギリ。
中之島を渡って、大川(堂島川)右岸からの方が綺麗に見えるかもしれず、カフェには入らず橋の上に三脚を立てて、長いレンズでご来光を待ち構える日曜カメラマンも多い。
生駒山系の頂きから顔を出した太陽は、あっという間に、その上に浮かぶ厚い雲の中に隠れてしまって、短期間限定のカフェでの超短期間のイベントは瞬く間に終了。有難がっている暇もありゃしない!!
ご来光。感動的とまでは言わないが、多少早起きしただけの・・・三文程度の徳はある?
もう、ねェ。ご来光というより、体調不良が続いて、ご来迎が近いンじゃあないかしらンと思うと少しは有難い気にもなる?
お目当のご来光は瞬間芸?! それだけでは物足りないので、ほど近い中之島公園バラ園へと廻ってみる。
こちらは時期尚早。フライングした花がちらほらと開くばかりで、ほとんどがまだ蕾。バラ巡りはまた改めて。
今日はこの後、堺の実家で独居する老母を見舞って、明日は(月曜の祝日だけど)、「日曜ガムラン・特別編」。
本日の結果
Mx:33.0km/h、Av:17.7km/h、Dst:19.28km、Tm:01:05:17
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