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What is "P LINE"? [自転車のこと]

今日は神戸・三宮にあるBROMPTON JUNCTION KOBEに伺います。
BD-1乗りのワタシがどうしてブロンプトンの専門店に行くかと言うと・・・。


以前から気になっていた英国製折り畳み自転車のブロンプトン(BROMPTON)。
BD-1に乗り出してから、普段出入りしているサイクルショップが折り畳み小径車を専門に扱うところでもあって、そこで知り合った自転車乗りたちはほとんどがBD-1若しくはBROMPTONオーナー。『小径車で集まろう!』というオフ会では、ほぼ半数ずつ、両車合わせて100台前後集ったこともありました(→記事参照)。
BROMPTONオーナーは口々に「ブロはいいよ」とお薦めくださるし、気になりつつも、どうしようかと悩ましげ。いくら嵩張らないからと、BD-1BROMPTON、ほぼほぼ同サイズのフォールディング・バイク2台を使い分けるのも如何なものか。

ということも考慮して、BD-1は、20インチにインチアップと前後合わせた22速化に、ドロップハンドルまでインストール、フレーム以外はまるっと全部エクスチェンジしちゃったフルカスタムの走り屋仕様(!?)でより差別化しておいたが、快速にはなったもののその分少々重さも増して、奔っているときはともかく輪行が辛いのなんの。クランクセットをカーボンコンポジット化したことで重量バランスもトップヘビーにもなって停め置くのも気を使う。
 何より、京都の細い路地ではそれほど速度を上げることも出来ず、少々持て余し気味。

一方、BROMPTONは永年に渡り気になりつつも、気に入らないところも幾つかあって、それがためになかなか購入に踏み切れないでいました。
折り畳みのためとはいえ、ダランとだらしなく垂れ下がったケーブルの処理がイヤ!!
半艶消しのパウダー塗装が、厚ぼったくて、少々安っぽく見えてキライ!! といって、Rawカラーも・・・????
内装3速は重くって、外装2速じゃ物足りない。両方合わせた6速もどうなのよ?!
9速から2×11速にして、光の加減で変化して見えるMercury Blueの塗色も艶やかなフレーム内にケーブルを通したBD-1とどうしても比べちゃう。

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・・・ところへ、ワタシが自転車に乗れる機会も減った今日この頃、2022年モデルからBROMPTONのラインナップが刷新されるという報せ。
旧来はハンドル形状と変速仕様、フェンダーやラックの有無など装備の違いで呼称されていたのが、それらを統合して、スティール・フレームのものがClassic(クラシック)を表す「C Line」と呼ばれることになり、フロント・フォークやリア・フレームをチタニウム合金製としたバリアント・モデルの「Super Light」がPerformance(パフォーマンス)モデルの「P Line」としてリデヴュウのリブート。
見れば、「P Line」は「C Line」との差別化からか、専用色に彩られたメイン・フレーム以外は全て黒一色に染められて、専用色のひとつ、Midnight Blackを選べば、モノトーンになって、超クール!! 渋格好いいじゃあありませんか!!
C Line」、「P Line」共に、ハンドル形状や装備の違いで、各々「Urban」、「Utility」、「Explore」のサブネームが付加される。
それ以外、廉価版の「A Line」と電動アシスト付きとなる「Electric C Line」は日本へはデリバリーされず、BROMPTONのwebサイトを見る限り「P Line」がParamountのP、最上位機種かと思っていたのですが・・・。

ワタシ的には、どうせ買うなら、スーパーライトモデルをと目論んでいたのが、これが希少で望むような仕様や色目と全然出会わない。有ってもすぐに売れちゃうのでしょう。B-Spokeからのオーダーも締め切りやらのタイミングが合わずにすれ違い。
・・・ところに、昨年末に2022年モデルの予約受付が開始されて、C Lineに先駆けてP Lineが先行予約受付。渡りに舟を得ると思ったところが、これもかなりの数量限定。
大阪のLORO CYCLE WORKSではたったの2台で、それもワタシが訪ねた時には予約済みとのこと。京都も似たような状況だとか。
専門店となるBROMPTON JUNCTION KOBE(BJK)では4台を抽選販売するとのことで、ワタシが予約のメールを送信したのが受付最終日の12月19日。
BJKの4台はそれぞれ仕様が異なって、
BROMPTON P Line Urban Low Handlebar ミッドナイトブラック&ストームグレー
BROMPTON P Line Urban Mid Handlebar ミッドナイトブラック&ストームグレー
BROMPTON P Line Urban with Rack Low Handlebar ミッドナイトブラック&ストームグレー
BROMPTON P Line Urban with Rack Mid Handlebar ミッドナイトブラック&ストームグレー
ハンドル形状2種×リアラック有無2種で、色目も2色から選ぶことになるとのこと。
ワタシが望むのはより軽量な、BROMPTON P Line Urban Low Handlebar。フラットバーハンドルのラック無しでブラック。これ一択。ラックは(駐輪時の安定には役立つでしょうが)恐らく使うことがなく、シンプルでより軽量、出来るならモノトーンとしたい。
で、年末進行の忙しさに紛れて予約したことさえ忘れかけていた25日に返信メールを頂戴して、望む仕様に見事ご当選!! パチパチパチ888・・・。
サンタさんが居てはるんやわ、やっぱり。
品行方正で清廉潔白なワタクシの日頃の行いの良さが奇跡を招いたんやね、多分。年末ジャンボ宝くじは当たらなくても、これくらいのくじ運は備わっていたんでしょう。
世の中にはハッピーやラッキーがいっぱいあるよね♪・・・と野宮真貴ねーさんも歌ってはるし。
それから年末年始のお休みもあって、本契約は年も改まった今日、01月10日、成人の日。
希少なP Lineはヨーロッパ優先なのか、チタン製パーツの加工が追っ付かないのか、ロンドン・グリーンフォードから日本にデリバリーされるは05月になるとのこと。相応の対価を先払いして半年待ち???? 上旬になるのか末日近くになるのかも分からない状況らしいが・・・。

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さて、「Performance. The lightweight transformation.」をコンセプトとするP Line
専用のカラーリングが施されているとはいえ、ぱっと見には大きな違いはないが、旧来の「クラシック」と差別化するために、メイン・フレーム以外のほとんどが仕様変更された専用パーツで、チタン製のリア・フレームも新形状となり、それに組み込まれたコンポーネントも新設計の外装4速!!
フレームのレベルが違う。コンポーネントのレベルが違う。乗り心地のレベルも違う。・・・とBROMPTON.COMでは謳われている。クラシック(classic)に対してモダン(modern)、バリアント(variant)からイボルブ(evolve)、Evolution Modelとなるのでしょうか。これぞリニューアルって感じですね。
Super Lightの後継で、軽量なチタン・フレームとはいえ、ジオメトリーはスティール・フレームと大差なく、重量的にも四捨五入しちゃったらほぼほぼ一緒で、取り沙汰されるほど携帯性が向上するわけでもない・・・ようにも思えるが・・・。
L(ight) Lineとはせず、パフォーマンスのPを名乗るのはチタニウムの金属特性をより効率的に活かし、ジオメトリー・デザインをほぼほぼ維持したままパフォーマンスを向上させる・・・させましたということなのでしょう。Super LightからP Lineと改まって、外装4速化だけでなく、エラストマ製のサスペンションまで専用設計となったのがその証し。
1975年に製作されたプロトタイプ以来の基本設計は残しつつ、チタンで作ってみたとする従来型からチタンを活かすプロシージャに(やっと)ブラッシュアップされたのでしょう。自転車としての効率性を高めるために、あえて加工の難しいチタンを使う。英国らしいといえば英国らしい・・・ような。
で、ある意味完成形のBROMPTON

Web上の画像や映像ではさほど変わらないように見えるが、
メインフレーム:スチール
ハンドルステム:スチール

フロントフォーク:チタン
リアフレーム:チタン(NEW)

コンポーネント:ブラックコンポーネント
ハンドルバー:Low or Mid

フロントホイール:スーパーライト仕様(NEW)
リアホイール:4速スーパーライトホイール(NEW)
変速:4速シフター、4速ディレイラー(NEW)
スプロケットセット: 4速(11T・13T・15T・18T)

チェーン:スーパーライトチェーン(NEW)
チェーンテンショナー:4速用(NEW)
フロントチェーンホイール:50T

サドル:スーパーライト仕様(NEW)

ペンタクリップ:スーパーライト仕様(NEW)

シートポスト:スタンダード
ヒンジクランプレバー:アルミ(NEW)

シートクランプ:アルミ(NEW)

リアフレームクリップセット:アルミ(NEW)

グリップ:スーパーライトグリップ
泥除け:スーパーライト仕様(NEW)

サスペンションブロック:スーパーライト仕様(NEW)

ヘッドセット:スーパーライト仕様

タイヤ:Continental Contact Urban
と、ほぼほぼまるっとブランニュー。

何より、街乗り用軽快車的なスペシフィケイションとして外装4速化したのが大変革で、そのためにリア・フレームは新設計。
多くのカスタム・ブロンプトンがそうしているように、ドイツ車や日本車なら内装で多段化するなり、外装でももっと多段化されちゃうのでしょうが、ポータビリティを優先するアーバン仕様なら外装4速で十分と割り切るのがやっぱり英国らしいところ!? 重量やコスト、何より折り畳んだ時の携帯性を考えるとそんなところなのでしょう。
スタンダードなC Lineよりおよそ1.55kg軽くなって、総重量は9.65kgより。ハンドル形状とラックの有無で10kg前後になるのでしょう。
総重量ではさほど大きく変わらないものの、外装4速化でパフォーマンス的にも軽快にはなるはずで、ギリシア神話に登場する巨神族タイタンの名を戴く「神の金属」チタニウム。強度や耐腐食性、展延性、耐熱性、弾性が高く、比重は鉄の約1/2となる4.5で、自転車のフレームに多く用いられる鉄やアルミニウムのいいとこ取りな金属をフロント・フォークやリア・フレームに使うことでパフォーマンスを向上させようというのが眼目なのでしょう。アルミは硬いし、鉄は重いし、錆びちゃあイヤだし、金属疲労は怖いし、今時のことだから環境性能が高いに越したことはない・・・わけですな。

携帯性・・・ポータビリティの向上として、折り畳んでの移動にも配慮が行き届いて、シートポストを下げ切らず中間位置でも畳んだリア・フレームを保持する工夫が施され、細身の新型サドル先端部をグリップとして押し歩けるよう改められた。
ステムを立ててハンドルを引くより、イージーホイール直上のサドルをハンドル代わりとする方がコントローラブル、扱い易いのでしょう。
幅を取るハンドルを立てておくより、それを収納してサドルをそれの代わりとする方が混雑する街中や駅構内などでは移動し易いということなのでしょう。
乳母日傘でボンボン育ち、箸より重たい物を持ったことがないワタシ(?!)。抱え上げての移動はほぼほぼムリ!! 楽に動けるに越したことはないのですが、日本国内では輪行時はフルカバーが基本となるから、その辺りが微妙。上からサドルが飛び出して、下にはイージーホイールが覗いているという状態は許されないはず。
海外では輪行袋が不要で、室内も土足で歩くからイージーホイールが有効で、BROMPTONの面目躍如でありながら、日本ではあまり恩恵に与れない・・・ような?
まァ、電車輪行より自動車輪行向けと言うことで。

フレームのカラーリングは「Midnight Black」と「Storm Gray」の2色だけで、C LINEほど多く無い。
どちらもメタリック塗装でキラキラした(ちょっと大きめの)ラメ(あッ、Laméは仏蘭西語ね)が見てとれる。
旧来の半艶消しがイヤで、Black EditionNickel Editionが好ましいと思っていたけれど、ラメが少々目立ち過ぎか。グレイの方がラメ感は控えめに映るけれど、ブラックの方が高級感が高まるようにも見える。
どちらを選んでも、リア・フレームやハンドルバー、ハンドル・ステム、クランク、フェンダー、シートポスト、リア・ディレーラやペンタクリップまでブラック・エディションばりのソリッドブラックで黒尽くし。前後のフェンダーを支えるチタン製のステーやチェーンリングとスパイダを接合するボルト類、ホイールのシューが当たる部分とカセットスプロケットだけがそれぞれ塗色のない金属の生地色。「黒く塗りつぶせ!!(by えーちゃん)」的なマックロクロスケになって、C Lineとはひと目で識別出来るヴィジュアルで、いかにもフラグシップモデルらしい・・・が・・・。

P Line購入を決めてからWebでチタン&カーボンで仕立てられた、より軽量な「T Line」を見つけちゃって・・・。
T Lineはメイン・フレームもチタンで、シートポストやクランクなどをカーボン素材に置き換えて7.45kgかァ・・・。
ええ、見なかったことにしときますよ、とりあえず。マックロクロスケが良かったのだし。カーボンは取り扱いにも気をつかうし・・・。より軽量といいつつ、フェンダーレスでシングルスピードなんて、なんかズルない?! どうせ数量限定で予約殺到でしょうし・・・。大体、日本に入ってくるのかどうかも・・・????
T・・・Tondemonai(トンデモナイ)モデルはおいといて、P Line
受け取る前からカスタマイズを考えるのもどうかと思うのですが、何しろ半年も待たされてその間に妄想は膨らむだろうし、出来ればもう少し軽量化したくもあるし、それこそT Lineよりリッチなスペックにしちゃいたくもなってくるわけで。
とはいえ、新たに設計された専用パーツが多く、特にリア・フレーム廻りは既存のカスタム・パーツがそのまま使えるのかは要調査。似ているようで、旧来のモデルや主力となるC Lineとは別仕立て。サスペンション・ブロックの形状も真円筒形から楕円筒形になっちゃって、サード・パーティ製のカスタム・パーツ類も使えるのかどうか。
スペシャライズでパーソナライズなカスタマイズを構想するも、P Lineならすでにスペシャル感があって、ある種カスタム仕様っぽい。あとはワタシの用途に即したパーソナライゼーションを加えるだけ・・・か?
どうせ街乗りの日帰りポタリングが主用途で、これで買い出しするわけもないのでリアラックも、何ならフロントキャリアブロックさえ要らない。雨の日は乗らないし、途中で降られたら折り畳んでタクシーで帰宅しちゃうからフェンダーも不要ではあるが、いきなり輪行ばかりするわけでもなく、急な雨もないわけではない。
好んで選んだマックロクロスケに余計な差し色は必要ないし、自転車の各パーツがそれぞれに主張し合うのなんて以ての外、シンプルな拵えで統一感のあるモノトーンのトータル・コーディネート、一体感を演出するのが良いかと考える。
軽量化沼は底無しで危険だから不用意に近づけないし、待てばP Line用のオプションやカスタム・パーツも出てくるでしょうし、場合によってはT Line用のカーボン・パーツを取り寄せちゃえばいい訳で、とりあえず希少性の高いうちはノーマルを味わい尽くして、どこかで同じBROMPTON P Line Urban Low Handlebar Midnight Blackと出逢ったらスペシャライズでパーソナライズなカスタマイズに着手するとして、(問題点はあるものの)飽きるまで・・・年内は手を加えないでおこうかとも考える。
予約抽選に当選してからビンビンのパンパンに膨らみ続ける妄想は、走り出しちゃえば霧散する・・・かもしれないし。
兎にも角にも取り敢えず、早く来いこいP LINE

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まずはステッカー・チューンから?!
メタリックなミッドナイトブラックをイメージしてみたが、何しろ実物はまだ見ていないから・・・。


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