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薔薇色のバラが好き!! [散歩・散走]

どこからともなくキンモクセイが香って、足元から潰れたギンナンの匂いが湧き上がってくる秋の大阪。今朝は冬の到来を思わせるほど冷え込んだのだけど、陽が高くなるにつれて気温も上がり、爽やかな秋晴れとなった土曜日。ポタリングには最適な季節・・・なのだけど、夜勤明けとなる土曜日は眠くて怠い。完全休日の日曜日は他のイベントと重なることが多くて、十分に走ることが出来ず、ポタリング・レポートから遠ざかりつつある「黒薔薇堂随想LOG」。
で、いいこと思いついた?!

 

そんなこんなで遠くまで出掛ける時間が取れないでいる最近の状況。脂肪燃焼を口実に自転車とともに家を出るが、走るのは「オレの庭」ばかり。ポタ・レポとタイトルするほどの距離を走れないのが実情なのだが、サイクル・アパレルに身を包み、ビンディング・シューズこそ履いているものの、そこにカメラをぶら下げてしまえば、"歌って踊れるポタリスト?"は"疾るフォトグラファー!"になる・・・なる??
走ることが目的のサイクリストでもなく、自転車での散策が趣味のポタリストでもなく、「オレの庭」の変遷を写真に収めることを目当てとする写真家。それが今日のワタシ・・・なんちゃって。


通りに散らばる銀杏をタイアで踏んでしまわないように注意しながらの散策は、靭公園バラ園から。
遠くへ行けないから寂しい、距離が走れないから悲しいというわけでもない。街の変化を探し出すだけでも十分に楽しめる。走ることが目的ではなく、かといって写真を撮るだけが目当てでもなく、例えば色とりどりのバラを観て、それをただ美しいと眺めるだけではなく、そこからインスピレーションを得られれば、詩想や楽想を想起することが出来れば・・・。そこまで至らなくても、に因って癒されてストレスや疲れが軽減されれば、それだけでも奔る意味はある。
がなくても、ショーウインドウのアパレルや雑貨でもいい。(ジロジロ眺めて変質者に間違われないのなら)通りを闊歩する綺麗なオネーサンでも構わない。"目の保養"は言うなれば"柔らかな刺激"。唆られて、何か喚起させてくれれば、行く手を阻むビル風だって厭わない。誘起させるものを探すのが自転車散策一番のターゲット。

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このバラたちの全容はコチラ(→Facebook)

さらにバラを求めて、中之島公園へ。

短いポタリングの三番目の目的が脂肪燃焼なら、さて二番目は・・・?
それはもう少し先のお楽しみ。その前にY's road大阪に立ち寄ってアクセサリを2〜3点物色。充分にパーソナライズされたとはいえ、ワタシのBD-1Rはまだまだ完成形には至らない。というか、ちょこちょこっと目先の変化を楽しみたい(どうなるのかは次の記事で)。

を観て、ショーウインドウを覗いて、綺麗なオネーサンをストーキング(!)・・・はしないけど、市内を徘徊しているうちにお昼時。ハイ、おひとり様ランチの時間です。ええ、二番目の目的は、脂肪燃焼に反して、刺激的なカロリー摂取です、ハイ。
何かを喚起させてくれる刺激を求めるポタリング・フォトグラファーなワタシはスパイシーな刺激で歓喜する。
今日はColumbia8北浜本店の前に自転車を停める。前といっても、目指す店舗は階上。狭い階段を上ってみるとまだ12時前だというのに店の外、階段までちょっとした行列。それに加わって、案内通りに店内へ。

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オーダーしたのは「ミックスカレー」。「キーマ」と「野菜カレー」と「ゆで卵」をブレンドした、複雑系カレー。ルゥとして渾然一体化したスパイスとその上に振りかけられたパウダリーな香辛料とが独特の風味を作り出す。そこに豆類や大根、ドライレーズンまで加わって宇宙的な混沌を醸し出す。一度ハマってしまうと抜け出せないヤバイ雰囲気のある刺激物。宇宙の頂点に君臨するシシトウを左手に持って、それを齧りながら右手のスプーンでカレーを食するのがここの流儀。
本当は辛さを倍加した「花火」をブレンドした「ミックスカレーレッド」に挑みたかったのだが、年末締め切りの業務が遅々として進まずストレスとなって胃を荒らしたようで、軽い胃潰瘍となっている。ママリンから「辛い刺激物は控えなさい」と禁止令が出ている。
でもね。ワタシにとって、カレーライスは薬膳料理。香辛料は疲れたカラダを更新してくれるおクスリなのだよ。それでも、激辛は控えて、辛過ぎない刺激に留める。

後に続く行列のために早々と平らげて、席を譲る。劇薬の後は癒しのお茶を求めてS'n緑an.に向かう。
ギャラリーを兼ねるカフェでは現在「『急須を育ててみませんか」が開催されていて、タイトル通りに急須をメインにした器の展示がされている。
崇心さん、中尾心啓さん、田中雅文さん、三名の陶芸作家による作品展は、三人三様、それぞれの個性を競う。鋳込みと釉着の技法を用いたモダンで独創的なフォルムを持つもの、表面を「白梅花皮」や「緑釉」で仕上げられたもの、漆を釉薬として使った色合いが眼を惹くもの。どれもがオリジナリティーを発揮しつつ、隣りに並べあってもお互いを損なわず、それぞれが実用品として機能しているからか不思議な調和を作り出す。

S'n緑an1.jpg
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そこで頂く今日のお茶は奈良・月ヶ瀬の「和紅茶」。少しワイルドな香りを秘めた茶葉から淹れられたお茶は水色も濃く、わずかな渋みを伴いつつ、キレと深みのある風味を醸し出す。
一煎目は展示品から崇心さんの「白梅花皮」で。

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二煎目は、粟田尚子さんのパンダ・・・大熊猫シリーズから、フィギュアの乗らない、絵付けだけで仕上げられたシンプルに可愛い茶碗で。しかも、目の前には大熊猫シリーズの器たちが並んで目の保養。丁寧に絵付けされたパンダたちも可愛いが、左奥の蓋付茶碗を開けたら、その中には・・・。

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三煎目は田中雅文さんの「Layer series」で。
これらの器たちも花と同じように、歓喜と癒しを齎してくれる"柔らかで優しい刺激物"。お茶を喫むという以上の効果を生み出すような気がする。

複雑なカレーで更新されて、野趣めいた紅茶で癒されて、心持ちも穏やかになって、少しは身体が軽くなったような。精神的なダイエット効果・・・ですかね。
明日も"柔らかで優しい刺激"、大阪大学会館での「ワンコイン市民コンサート」は『宮本あき子ソプラノリサイタル』です。

本日の結果
走行距離:29.07km
走行時間:01:42:30


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コメント 2

yosshu0715

もうバラが咲いているんですね!!(笑)
ラバーダックの時はまだ全然だったのに!!(笑)
これは行ってみなくては!!(笑)

コロンビア8は僕たちも先日久しぶりに行きましたよ!!(笑)
ただ僕たちが行く時はだいたい寝坊した時なんで、ミックスは売り切れてるんですよ!!(笑)
僕も花火はチャレンジしてみたいんですが、やはりいつも遅い時間になると売り切れでまた食べたことないんですよ!!(笑)
ぜひ食べてみたいですよね!!(笑)

10月はベストシーズンなのに全然走れてないです!!(笑)
遊びに行く時間もほとんど取れなくて昔の食レポばかりしています!!(笑)
by yosshu0715 (2015-10-19 16:58) 

JUN1026

ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
Colombia8は時々行きたくなってしまいますね。魔力です。
「花火」に挑んでみたいのですが、どの程度辛いのか分からないだけに二の脚踏んでしまいます。次はコンディションを整えてチャレンジしたいです。
寒くなる前にしっかり走っておきたいのですが、なかなか時間が作れませんね。
by JUN1026 (2015-10-20 06:30) 

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