ホントに、さよならBD-1：黒薔薇堂随想LOG：SSブログ

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ホントに、さよならBD-1　[自転車のこと] [編集]

スーパームーンな天体ショーもセンセーショナルでしたが、我らが小径車界にも衝撃的な出来事が起こりました。

永年に渡ってBD-1を輸入販売していたミズタニ自転車が、本年12月31日を以て、BD-1及びPacific社製全商品の代理店販売を終了することになったとのこと。
ミズタニ自転車のHPにその旨の"お知らせ"が掲載されています。

BD-1を生産する台湾Pacific Cycles. Inc.から契約期間満了を以て契約を終了する旨の申し出があり、双方誠意をもって協議を行った結果、円満に契約を終了することになった・・・らしい。
対象となるのは、BD-1ブランド全商品とPacific社製全商品(CARRYME)。自転車本体のみならず、保守パーツやアクセサリ類も含まれるということでしょうか。

ワタシの場合、寝耳に水というわけではなく、先日その噂を耳にして、何箇所かで確認したところによると・・・、
2014年をもって、BD-1はミズタニ自転車の手を離れ・・・、
2015年モデルは"別の販売会社"から"別の名前"で販売されることになる。
もしかしたら、・・・モデルチェンジされて"別の自転車"になる・・・かも知れない。
・・・ということだった。BD-1 Classicは１年で消滅してしまう?!

ドイツの大学で機械工学を学んでいたマーカス・リーズ(Markus Riese)とハイコ・ミューラー(Heiko Mueller)が従来に無かったスポーツ志向の折り畳み自転車として考案し、1995年に最初のモデルが販売となったのが世界的には「r&m birdy」と呼ばれ、日本国内では商標登録の関係で開発名である「BD-1」をもって販売される折り畳み小径車。
2006年モデルからは、それまでのストレート・フレームに加え、「Mark2 frame」と呼ばれる革新的なモノコック・フレームが加わり、2008年をもって「Mark1 frame」は姿を消した。
「Mark1」に近いストレート・フレームを持つ「BD-1 Classic」がリリースされたのが2014年１月のこと。

タイミングとしてはそろそろ「Mark3 frame」が登場してもおかしくはない頃合いではある。特徴的なサスペンション付きフロントフォークと折り畳み機構は継承するにしても、より現代的にリファインされたブランニューが出るという噂も以前からあった。
そうなるに当たって、日本国内でもPacific Cycles. Inc.から直販となる・・・のではないかと。これもあくまでウワサの域を出ない。
何れにしても、なんやかんやで、2015年モデルがリリースされるのは来春(２〜３月？)のこととなるらしい。

こうなってみると「BD-1 Classic」は"最後のプレゼント"、あるいは、言葉は悪いけど"手切れ金"替わりだったのかしらン？

BD-1ブランドが無くなってしまうのはなんとも悲しい。販売系列が変わっても、たとえモデルチェンジするにしても、これだけネームヴァリューが広がって、折り畳み小径車の代表としての地位を築いたのだもの、せめて名称だけは引き継いで頂きたいと思うのだが・・・。

悲しいし、寂しくもあるが・・・。

「BD-1 Classic」を買って、"未開封"のまま"お宝"として"埋蔵"しておけばそのうち値打ちが上がるかしらんとスケベ心が起こってしまう。
後継機が軽くて機能的な「Mark3 frame」となって登場するならと、そちらも大いに気になってしまう。見てしまうと、沸々と物欲が沸騰するようなモデルであって欲しいもの。電動ディレイラと油圧ディスクブレーキ対応で、フラットバーハンドルとドロップハンドルが選べて・・・。妄想、モウソウ。予想するのはもう止そう(笑)。

気を取り直して・・・。

本家Riese&Muellerのサイトから「birdy katalog 2015(kは誤入力ではなく独逸語やからね)」を見てみると・・・、「Mark2」モノコック・フレームの豊富なヴァリエーション10種と「World birdy」と呼ばれるストレート・フレーム(Classicと同じ？)が２種、2014年モデルと同じ、そのまま掲載されている・・・やん!!!!

全然変わらないということか。
ということは、販売系列が変わって、もしかしたら名称が変更となるだけ・・・か!? 12種のうちどれが輸入されるか、日本仕様として発売されるのか!!!?
とりあえず、「BD-1」の保守パーツが今後どのように取り扱われるかも問題だし、経緯を見守りたいと思います。