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ウルトラマンと琵琶湖(1/10)周遊ポタ [散歩・散走]

大型連休最終日。本来なら、一昨日の「京都洛西竹秋ポタ(→記事参照)」に続けて、昨日敢行するつもりでいた「琵琶湖(ちょっとだけ)周遊ポタ」は、雨のため一日スライドして、今日の実施。
ええ、もちろん日本一大きな湖をぐる〜りと一周する「ビワイチ」なんて、ワタシの脚ではてんで無理。はなから念頭にもないこと。今日のお目当ては、琵琶湖東岸に建つ佐川美術館で開催中の『ウルトラマン創世記展』!!!!

 

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愛機「一式艦上多用途機・碧燕」ことマーキュリーブルーBD-1とともに自宅を飛び出したのは、早朝05:00少し前。まだ薄暗いうちに向ったのはJR新大阪駅。今日はJR輪行で琵琶湖畔を目指す計画。
お目当ての佐川美術館は最寄駅のJR東海道線(琵琶湖線)守山駅から約10kmもあって、しかも、どうせそこまで遠路を行くのなら、ほんの少しだけ琵琶湖周遊の気分も味わおうと、輪行ポタリングとした。
当初の予定では二日続きの京滋輪行だったのだけど、雨のため中1日を挟んでしまった。明日は出勤日となるが、どうせ夜勤であって、今日多少無理をしても、休養する時間は十分にある・・・はず。

守山駅で電車を降りて、「碧燕」を"自走モード"にトランスフォームさせたのが、06:30頃。いつもの黒尽くめから一転、今日は明るく軽い夏の装いで来たために少し肌寒いけれど、美術館がオープンする09:30までうろうろと徘徊して過ごせばダイジョウブ!?
とりあえず、守山駅から琵琶湖大橋に至るレインボーロードに沿って、湖畔を目指そうと走り出す。
途中美術館通りというのを見つけて、おそらくそこらが目的地だと見定め、位置確認のために迂回してみる。美術館のゲート前にガードマンがおられたので、駐輪場の位置と開門時間を確認し、湖畔の遊歩道まで自転車を進める。

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ワタシには珍しいことなのだが、今日は美術館以外立ち寄り先を決めていない。他は一切ノープラン。風委せの足任せ。調子が良ければイッパイ奔ればいいし、疲れたら輪行で帰ってしまえばいい。たまには距離を稼いでおかないと・・・。お誂え向きに、一昨日の小塩山と違って、ここらはどこまでもド平坦。坂さえなければ怖くない!?
湖畔の遊歩道で脚休め。湖面を渡る風は冷たいけれど、じっとしていられないほどではない。すでに初夏らしい立夏の陽射しが気持ちいい。
右手に目線を移せば、琵琶湖大橋が見える。想像以上に長い。帰りはアレを渡って、JR湖西線沿いの湖西道路を走る腹づもり。それで南湖を反時計回りに約3/4周することになる。随分とこじんまりした「ビワイチ」ですこと。
タバコを喫っていると、数台連なったローディが颯爽と駆け抜けて行く。アチラは"本気(マジ)"の「ビワイチ」か!?
張り合うつもりはさらさら無いけど、同じ方向に走り出す。琵琶湖大橋をスルーして、第二なぎさ公園美崎公園へ乗り入れる。

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小さな砂浜があったり、野鳥が憩う小さな森があったり、人工的な野趣がシティ・ライダーのワタシにはピッタリ? 日なたを見つけては腰を下ろして"ひとりピクニック"。ドコからともなくウグイスの声が聞こえ、目の前のせせらぎからカエルの声が聞こえ、ツバメが目の前を低くかすめるかと思えば、水鳥が水面を滑って行く。これくらいの旅情がちょうどいい。ワタシには、すぐに街に戻れるという安心感が必要なのですよ。
寛いでいると、09:00を廻って美術館のオープン間際。自転車佐川美術館に向けて走り出す。
先ほど声を掛けた警備員さんが駐輪場まで誘導して下さる。折り畳んで館内のクロークに預けてもいいのだけれど、まァ、訪れるヒトも少なそう、ここらだと外でもダイジョウブ・・・でしょ、多分。

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佐川美術館
は、設立母体の佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として、 琵琶湖を望む美しい自然に囲まれた近江・守山の地に1998年3月に開館したそうで、日本画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂吉左衞門氏の作品が常設展示されている。04月05日(土)~06月15日(日)の会期で、『ウルトラマン創世記展 ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ』が開催されている。
昨日拝見した高島屋難波店での『円谷英二 特撮の軌跡展』もそうなのだろうけど、円谷プロダクションが創立50周年を迎えるとかで、その記念イベントとなるらしい。

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チケットを買って、一番乗りで館内へ。まずはお目当ての特別展から。
コイン怪獣カネゴン」がお出迎えしてくれる特別展示室内は"特撮の神様"円谷英二と若いスタッフたちによって創造された空想科学特撮シリーズの世界が広がって、当時撮影で使用された小道具や台本、模型、撮影風景を写したスチール写真などが展示されて、ええオッサンには懐かしい思い出、今時の若い衆にとっては目新しい昭和の残り香として、胸に迫ったり、驚きを与えたり・・・ってところか。

♢♢♢♢♢

さて、ええオッサンの代表(?)のワタシ、昨日も書いたように、当時それほどテレビに親しんだ子供ではなく、もっぱら随分あとになってCATVやレンタル・ヴィデオで追体験した『ウルトラシリーズ』の世界。それでも、やはり子供心に空想科学特撮番組には興味があって、少ないチャンスでもテレビを観たし、設定集などのムック本を買い漁ったりはしていた。
ませていたのか小生意気だったのか、どうも"架空の生物"に納得がいかず、たしか小学校1年生時分に"知識を持ったオトナ"と思しき方々に不躾な質問を投げつけていたように記憶する。学校の先生方はまともに答えてくれることはなかったので、当時掛かりつけだった内科医の先生に、
「腕から光線を照射したり、クチから熱線を放射したりするのは、生物学的に有り得ることなのですか!?」などとお伺いしたことがあった。
「先生も宇宙人や怪獣は診たことはないし、勉強したこともないのだけれど・・・」と前置きされて、
「体内で非常に発火性の高い体液を産生出来れば可能かもしれないけれど、本人(?)の耐火性も問題になってくるし、いたら面白いかもしれないけれど、あんなのが本当にいたら怖いし迷惑だから、地球に来て欲しくないね」とお応え下さった。
「じゃあ、M78星雲とかにはあんな生物がいるのですか? M78って何処にあって、"M"ってなんですか?」
「先生、天体はあまり詳しくないけれど、"M"は多分メシエの略で、星雲とか天体に一覧番号を付けた学者さんの名前に由来するはずだと思うよ。M78星雲もその中のひとつでしょう。
宇宙人や怪獣のことはムリかもしれないけれど、天体や科学に興味があるのなら、先生のご本を貸してあげるから、そういう方面のお勉強をしっかりしなさい」
かくて、JoJo少年は"科学の子"となった。いるかいないか分からない"架空の生物"はとりあえず置いといて、宇宙や天体、宇宙人や怪獣に対抗すべく開発された(という設定の)科学特捜隊ウルトラ警備隊の最先端化学兵器や乗り物の仕組みや原理にご執心。ビートル号ウルトラホーク号はあの形状でどうして飛行可能なのか!? 垂直離着陸の原理は!?
今でこそ、辻褄があうように後づけされた詳細な設定集が出回っているが、当時は結構いい加減な物しか無くて、図書館などへ出向いて、それなりの書籍を読み漁らないと分からなかった。いや、読んでみても、まだまだ理解出来なかった。
デヴァイスやヴィークルなどハードウェアから、長じるにつれて、それをコントロールするためのソフトウェアに興味が移る。"三つ子の魂、百まで"と言うけれど、三つ子はなんでもすぐに飽きてしまう。興味の対象はコロコロ変わってしまう。それでも根幹は大きくブレることなく"科学の子"はシステム・エンジニアになったというわけだ。
ウルトラシリーズ』や『ゴジラ』など日本の空想科学特撮作品にも関心があったけれど、『サンダーバード』に惹かれた(→記事参照)のも、そうした理由から。だから、『ウルトラシリーズ』に登場した"ウルトラ怪獣"たちの中にあって、一番好きなのはペダン星人が作った(とされる)スーパーロボット「キングジョー」。ロボットなら光線を照射しようが熱線を放射しようが、まァ、ギリギリ納得出来る。分離したり合体したり、合体メカの元祖でもある?? 『ゴジラ』シリーズでは「メカゴジラ」でしょ、やっぱり。

♢♢♢♢♢

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閑話休題。特別展に戻る。
多くの展示品は撮影不可だったが、展示室入り口前に立つカネゴン同様、撮影可能だったのがウルトラ兄弟たち。初代ウルトラマンウルトラセブン、(帰ってきた)ウルトラマンジャックウルトラマンエースウルトラマンタローウルトラマンレオウルトラマン80、ずらりと7体並んだ様子はちょっと興奮ものでしょ!? あれッ、1体多い!? 違う興奮物が混ざってしまいましたwww

折角なので常設展示も観てまわる。平山郁夫(日本画家)、佐藤忠良(彫刻家)、樂吉左衞門(陶芸家)の作品が、それぞれが別々の展示室にゆったりと並べられて、館内を巡るだけでそれなりに疲れるほど。館内のコーヒーショップで一服してからミュージアムショップで本日の記念にと(自分に)お土産を購入。

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それから屋外に出て、広い敷地を散策。一番奥にある茶室は要予約で別料金とのこと。
ベンチに腰掛けて、googleマップを見ながら、帰路を定める。
予定通り琵琶湖大橋を渡って、大津市に入り、湖西道路を走って、大津駅から輪行? 以外にも、京都市内まで走れそうなほど脚は残っているのだけれど、ゴールデンウィーク最終日で好天の京都、市内も混雑しているだろうし、主要駅も混んでいるような気がする。長浜彦根方面に脚を伸ばすのも考えもの。

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他に立ち寄りたいところも思いつかず、琵琶湖大橋を目指す。車両は有料となる大橋も、自転車は無料だそうで、そのかわり歩道を走らないといけないらしい。横合いから見ていた時は長く感じられたが、走ってみると、すぐに対岸。これで琵琶湖横断は果たした・・・としておこう。

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左手に見え隠れする湖面を確かめながら、いざとなったら右手側を並走するJR湖西線に輪行しようと、湖西道路を直走る。途中、タバコ休憩の脚休めで、雄琴港大津港に立ち寄って、思いの外速く、JR大津駅に到着。
駅に着いたら、「一式 碧燕」を手荷物に変形させて、車中のヒトになれば、うたた寝する間もなく新大阪駅。そこからなら自宅まであっと言う間。朝早くに出たとはいえ、お昼過ぎには帰宅し、気忙しいような、それでも十分堪能したような・・・。
これだけ脚に余裕があるのなら、守山駅まで輪行せずに、新大阪駅から大津駅まで輪行、そこから南湖に沿って東岸を走って、佐川美術館に立ち寄り、琵琶湖大橋を渡って、西岸を大津駅まで戻る・・・南湖一周コースにしてもよかったか。

GW中に二度の輪行。短いながら、旅情とともに思い出にも浸れて、大満足の大型連休。次は、一週飛んで、『クルーズポタ』でしょうか。今日のような行楽日和となりますやら。

本日の結果
走行距離:48.14km←色んな意味でこれくらいがちょうどいいって。
走行時間:02:56:01

本日のお土産

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科学特捜隊流星ピンバッジ(×2)、ウルトラの父、ウルトラセブン、バルタン星人、ウルトラマン、そしてウルトラの母の指人形。デフォルメ具合がかわゆす♡

 


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コメント 4

福さん

ウルトラマンとは懐かしいですね〜
人の気配が感じられませんが空いてたんでしょうか?
長旅お疲れ様でした♪( ´▽`)
by 福さん (2014-05-06 23:55) 

moto_tip_sp

琵琶湖の美術館でウルトラマンやってましたか。私の世代はウルトラマンを見ていた世代なので懐かしいです。今となってはチャチな特撮技術ですが、子供のころはそれでもすごいと思いながら見ていたものです。ウルトラセブンの腕時計型の通信機(名前は忘れましたが)あれなどあったら楽しいなと思っていたら、今ではテレビ電話やスマホでそれ以上のことができますね。

私は3日に琵琶湖に行きましたが、自走だったので着いたころはあまり走る気力がなくなっていました(^^;;

琵琶湖大橋から南を一周すれば約60kmですからそれぐらいが丁度いいかもしれませんね。
by moto_tip_sp (2014-05-07 07:39) 

JUN1026

福さん、コメントありがとうございます。
ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊物は息子と話題を共有出来るのでいいのですが、ウルトラヒーローやウルトラ怪獣のうちどれが好きかで、年齢がばれてしまいますね(笑)。
場所柄(滋賀県守山市)か、時間帯(09:30〜10:30)のせいか、思いの外空いていました。おかげでのんびり廻ることが出来ました。
走行距離こそ短いですが、移動距離を考えると、ほんとに長旅でした(笑)。
by JUN1026 (2014-05-07 07:57) 

JUN1026

モトさん、コメントありがとうございます。
今時のCGと違って、いかにも手作りという、暖かみの伝わるような特撮がいいですね。今時のは、眼にキツくてついていけません(笑)。
ウルトラ警備隊のビデオシーバーですね。私もアレが欲しくて欲しくて・・・。いまだにデジタル・ガジェットに夢中なのは、アレが原点かもしれません。
南湖だけで十分です(キッパリ)。長浜や彦根も考えたのですが、GWは何処に行ってもヒトがいっぱいだろうと思って、アナ狙いの守山でした(笑)。
by JUN1026 (2014-05-07 08:03) 

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