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Blue(な)Stones [日記・雑感]

今日は「ホワイト・デー」なんだけど、引き続き青いお話しを。

 

以前の記事(→記事参照)に記したとおり、違う色目の違う車種を求めて出掛けたサイクルショップで一目惚れしてしまったMercuryBlueBD-1。何故惹かれたかというと・・・。
このMercury(マーキュリー)は、フレディ・マーキュリーでもなく、セーラーマーキュリーでもなく、水星でも、伝令神でもなく、水銀のこと。
光の当たり具合によって変化してみせる水銀の青は、シルバーやハイポリッシュのような、固形的な金属的な輝きではなく、流動的な輝き方。有機的とまではいわないが、鉱物的なその輝きに魅せられた。ガラスにも似て、ちょっと宝石の煌めきにも近い気がして。

で、今回は青い鉱物のお話し。

青い鉱物、青い石というと、蒼玉(青玉)という和名を与えられたサファイアや藍玉もしくは水宝玉とも呼ばれるアクアマリンなどが思い出される。他にも、トルマリンに、ブルーダイアモンドやブルートパーズなど青い光を放つ石は幾つもある。
数ある宝石・貴石の中で、ワタシが好きなのは(ブルー)オパールとラピスラズリ。

オパール(opal)は、石自体の色は黒や青、緑、乳白色などのものがあるが、虹色にきらめく遊色効果を示す宝石。化学組成は SiO2nH2Oで、成分中に10%ぐらいまでの水分を含むためか、煌めきが水面の波紋めいて、虹のような多色の色彩を示すミステリアスな鉱物。虹色石とも呼ばれるが、産地や成因によって、無色のものから乳白色、褐色、黄色、緑色青色と様々な色のものが存在するが、遊色効果をもつオパールをプレシャス・オパールといい、特に珍重される。

opal.JPG


このオパールのタイピンは、母の付き添いで訪ねた宝石店で、その"チェレステ・ブルー"っぽい水色の中に浮かぶ虹の輝きに惹かれて衝動買いしてしまったもの。オパールは10月の誕生石だとかで十月生まれのワタシにピッタリかと・・・。
そこそこの対価を支払ったが、家宝として、もし娘が生まれたら指輪に改めて彼女に譲ろうと思っていたのだが、残念ながら授かったのは男の子。いずれ、息子さんが結婚するようなことがあれば、嫁になってくれるお嬢さんに譲ってもいい。ゼッタイに息子には譲らない!!

ラピスラズリ(lapis lazuli)は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・黝方石・藍方石など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石。ラピスラズリとは、「群青の空の色」を意味らしいが、顔料ウルトラマリンの原料として珍重される。空なのか、海なのか、ややこしいが深い青色である。

lapis lazuli.JPG


このカフリンクは、ラピスラズリをオーバルカボッションカットに研磨し、それに金具を付けてしまったもの。瑠璃とも呼ばれる群青色も美しく、袖口でかなりのインパクトを発揮してくれる。
十二月生まれの母が12月の誕生石であるこの石を好んで集めていたのだが、それにつられて買ってしまったもの。
クールビズやらなにやらで、カジュアルな衣料を多用して、ダブルカフスのシャツを着る機会がめっきり減ってしまった昨今。あまりお洒落して出掛けて日にゃあ、奥様のジェラシーストームが吹き荒れる・・・やも知れず。

BD-1_mono.JPG


光り物で飾って夜の街を遊び歩くより、オパールのような遊色効果を持ち、ラピスラズリめいて見える薄瑠璃色の自転車で陽の下を駆け回る方が健康的で家庭も平和・・・なんでしょうなァ。嗚呼。


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