A LONG TRIP TO TEATIME [散歩・散走]
昨日は暦通りの"大暑"と名残りの"梅雨雷"に翻弄されて散々に終ってしまったジェラート・ポタ。そのリベンジを果たしたく、午前中の家事手伝い、女王陛下の下僕としての任務を終えた後、早めの昼食を摂ってからBD-1とともに「オレの庭」へと飛び出した。
今日も雲は多いものの、昨日より湿度が低いのか、さほどムシムシ不快感を感じるほどでもないハイヌーンの大阪。昨日の疲れもお風呂と睡眠で癒えたようで、ウィークエンド・ライダーのウィーク・ポイント、週末しか乗れないのが天候等で阻まれて間が空いてしまうと余計疲れが出るらしい。梅雨が明けて、暑さも本格化。少しでも間があれば、暑さに慣れるためにも出来るだけ走っておかなければいけない。
自宅から淀川を超えて「御堂筋」を南下。このところクルマが減った感もあって、勝手知ったる「オレの庭」、ヒラヒラスイスイと走って辿り着いたのは「坐摩神社(いかすりじんじゃ)」。先日アジサイを愛でに訪れた(→記事参照)が、昨日、今日と「坐摩神社夏祭」と併せて末社「陶器神社」の「せともの祭」が行われている。
お祭りはともかく、お茶を頂くのに使えそうな器、特に"カフェオレボウル"はないかしらンと覗いてみたが、食指が動くようなモノは残念ながら見つからず。めぼしいものは昨日、あるいは今朝のうちに売れてしまったのかも知れないが。あまりに高価なモノは手が出る訳も無く、手が出たとしてもうちの奥様がよく割って下さるので器選びは難しい。
「坐摩神社」をあとにして更に南へ、「松屋町筋」を「逢坂」まで下って、「谷町筋」へ折り返し、辿り着いたのはおなじみ"愛染さん"こと「勝鬘院・愛染堂」。
「愛染さん」は「松屋町筋」からも行けるが、それだと車両通行不可な「愛染坂」を自転車を押して登らないといけない。「谷町筋」からだとスムースにエントリ出来る。
593年に聖徳太子によって創建されたという同社は"愛染かずら"で知られるように"縁結びの神様"。なにも"若くてキレイで可愛くてアタマも切れる身長168cmのインテリ女子"との縁を願う訳ではなく、広くコミュニケーションとしての"ご縁"を願うため。家庭の平和を守るためには夫婦和合は欠かせない。職場で円滑に職務をこなすには円滑なコミュニケートは不可欠。金運や病気平癒より"ご縁"が優先。家庭内や関わりのあるヒトたちとの関わりがスムースであれば、他の運も巡ってくるだろうし、それでストレスが減れば病気になることもない・・・かもしれない、多分。
「愛染さん」に立ち寄ったらお隣の「大江神社」も無視出来ない。
阪神タイガースファンではないけれど、うちの息子さん(13)は通称"トラちゃん"、コチラの"狛トラ"さんによくお願いしておかないといけない。学力向上も神頼みしないといけないレベルではあるが、とりあえず元気であってくれれば、まァ、それでいいかと諦めながらも縋れるものは縋っておかないと。
さて、今日上町ヒルズの南端まで来たのは、昨日果たせなかったジェラートの夢を実現するため。目指すお店は「高津さん」のほど近く「谷町筋」沿いにある。
"狛トラ"に別れを告げて「谷町筋」を4kmほど北上し、同店にたどり着いたら炎天下の日中でジェラート日和(？)だからかちょっとした行列が出来るほどの賑わい。
30秒待たされたら"イラッ!!"とする。１分待たされたら"ブチッ!!"と切れる。３分以上待つくらいなら店を出る"イラチ"なワタシ。暑い中並ぶより他所へ走る方がいい。そのまま北上を続け、「法円坂」を左に折れて「東船場」。ジェラートがダメならとイートイン出来る和菓子屋さんを目指す。
ザンネンな時は残念が重なる。コチラもかなりな混雑振り。30秒以上待たされたら・・・(以下同文)、というわけで自転車を停めるまでもなく方向転換。木陰で疲れたアシと悔しい気持ちを癒そうと「大阪城公園」。
高台にあるせいか、緑が多いからなのか、公園内を吹き抜ける風は予想外に涼しく爽やかで、アシはともかくココロは癒える。
とはいえ、園内売店のソフトクリームやカキ氷で涼をとるというのもどうも気分じゃない。どこか寛げる静かなカフェに滑り込みたい。汗がひくのを待って自転車に跨がるが、さてドコへ行けばいい!?
改めてミナミへ行くのも業腹、キタ方面へとハンドルを向けて、「中崎町商店街」を横切ろうとした時に、交差する商店街通りからワタシを呼び止める声。ファンかオッカケか、はたまた借金取りかと急停車、振り返ってみるとそこにいたのはヨッシュさんとポコ☆さん。
狭いようで広い「オレの庭」。狙って行っても出会うなんて希有なこと。普段通らないような場所でバッタリ出くわすなんてバッタリひっくり返ってしまいそうなほどの驚き。
もしかしたら、早くも「愛染さん」のご利益・・・なのかも知れない。
訊けばランチを終えてお茶するために移動中だと言う。目的地は違っても目的は同じ。「中崎町」界隈のカフェを目指していたワタシはお二人が目指す「大淀中」のカフェに向かうという案に与することに。
どんどんエリアを拡げる"キタ"。中崎町や福島辺りにもオサレなお店が増えて来ているが、「大淀」界隈にもポツリポツリと新店が出来始めているらしい。
ヨッシュさんとポコ☆さんもその日本茶カフェは初めてだそうで、スリーマンセルとなった小隊はナビに導かれての行軍。
目指すお店は「あみだ池筋」を少し外れたところにひっそりとあった。目立つような看板やポップもなく、外装はいかにも隠れ家然としてる。
店頭に２台のBD-1と１台のBROMPTONを停めて、店内に入ってみるとそこはちょっと異空間めいた不思議な拵え。旧い民家をリノベーションしたのかカウンタとオープンキッチン、六畳ほどの畳敷きの座敷、それ以外は土間となっていて、内壁は全て真っ白。
折よく他のお客様もおられず、靴を脱いで座敷で寛ぐ。床の間には季節の花が生けられて、畳、座卓とともに和み感を演出してくれる。
店主(？)にお断りを入れて店内を撮影。お店の大半を占める土間はギャラリとしても使われているようで、今日は器が何点か並べられたいた。今日はよくよく陶器にご縁のある日らしい。片隅には金魚鉢があったり、座敷のまったり感とはまた違う異空間な佇まい。
さて、肝心のメニューであるが、日本茶ベースのドリンクだけで残念ながらスイーツの類いは商われていない。ヨッシュさんとポコ☆さんは「八女茶」をオーダー。九州の茶所、八女郡奥八女のお茶が供されるのだが、一煎目はガラスの器で冷茶、二煎目、三煎目は熱いままサーヴされるが、それぞれ別の器に注がれるという懲りよう。冷茶にはストローと小さなお茶請けが添えられているのが面白いところ。
熱中症対策には牛乳というわけで、ワタシがオーダーしたのは「抹茶ラテ」。柔らかいミルクの泡も心地よく、口唇や喉にも非常に優しい。ほっこり感がココロに沁みる。こちらも菓子が添えられている。
特別サービスで頂き物だと言う菓子も提供して頂いて、エアコンも程よく効いた座敷で和むことしきり。
隠れ家としてリピートしたいので店名はあえて伏せるが、久々にフェイバリットとしたいカフェ。ヨッシュさんたちと出会ったのもご縁なら、このお店までご一緒させて頂いたのもご縁。やっぱり「愛染さん」のご利益か!?
お昼頃からスイーツとお茶を求めて徘徊していた苦労が実ったという以上の成果。来週も訪なう可能性大ですな。
いつまでも和んでいるわけにもいかず、更にグルメ・ポタを続けるというお二人と別れての家路。
今更ながらに知った縁と偶然の面白さ。これだから街中徘徊は止められない!?
本日の結果
走行距離：37.25km
走行時間：02:24:08
いやー、お互い普段走らない道どうしでバッタリ会うなんて、ホントビックリしましたね!!（笑）
しかも、目的も同じとは!!（笑）
僕も初めてのお店でしたが、気に入って頂けたようで何よりです!!（笑）
またご一緒しましょうね!!（笑）
by yosshu0715 (2012-07-23 06:31)
日本茶カフェ、浴衣でも着て行きたい感じですね。僕のデカ盛店巡り（笑）と大違いでお洒落です♪( ´▽｀)
by Fuku_P (2012-07-23 12:42)
ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
こういうこともあるのですね。ほんとに驚きました。
場所が「中崎町商店街」でよかったです。広い車道を走っていたら、もしかしたら気づかずに通り過ぎていたと思います。
それにしてもいいお店でした。隠れ家っぽいし、ギャラリとして機能するところも気に入りました。
またご一緒させて下さい。またどこかで出会うかもしれませんし、ねッ。
by JUN1026 (2012-07-23 21:57)
福さん、コメントありがとうございます。
浴衣を着て行きたい・・・が、それじゃあ自転車に乗れません(笑)。
実際、お店のブログによると、同店では少し前に浴衣でのイベントが開催されていたようです。
またリピートしたいお店ではあるのですが、食事とまではいかなくても、スイーツがあれば最高なのでしょうが。そこが少しだけ残念。
by JUN1026 (2012-07-23 22:01)