マメジカ・ガムラン

池田市保健福祉総合センターで開催された『第３回 いけまるフェスタ』に行って来ました。
池田市国際交流センターが主催、在大阪インドネシア共和国総領事館が後援し、ステージパフォーマンスとして「ジャワガムラン演奏」と「ワヤン・クリ(影絵芝居)」が用意されて、その演奏と実演されるのが見知ったお顔で見知ったお名前。

Tidak apa apa。
女性３名で構成される変幻自在なガムラン・ユニットで、そのメンバーは西田有里さん、松田仁美さん、近藤チャコさん。
そのうち、松田さんと近藤さんはDarma Budayaのメンバーでもあって、月に一度催される「日曜ガムラン」にワタシも参加させて頂く度に優しく(？)ご指導頂いています。
その3名がガムラン演奏を担当し、ジャワ伝統の影絵芝居を受け持つのはは幼少よりインドネシア・ジョグジャカルタのダラン(影絵使い)のキャリアを持つNanang(ナナン)ことAnanto Wicaksono(アナント・ウィチャクソノ)さん。

そのイベントをTidak apa apaのFacebookで知って、そりゃあ、観に行かないといけないと、池田市まで脚を運んだ次第。

ステージパフォーマンスに加えて、物販コーナーにはアクセサリー、飲食コーナーにもアジアン・エスニック・フーズが並ぶとのこと。となると、行かないわけにはいかないでしょ。

フライヤーを見ても、そのホームページを見ても、詳細は書かれていなかったのですが、まァ、行けばなんとかなるでしょうと、池田市保健福祉総合センター4Fへ。
奥の突き当たり、視聴覚室がステージパフォーマンスのためのメイン会場となって、エレベーターホールからその視聴覚室までの廊下に物販ブースが並ぶ。

エスニック・フーズをお目当てにお昼を抜いて来ているので、早速何か食べたいところなのですが・・・。

フードは食券制で、引換券の販売が13h00からで、その引き換えは13h20頃からとのこと。それまでどれを選ぶか物色しているうちに、見知った顔もチラホラとご来場。

ランチがわりに選んだのはミーゴレン。インドネシア、マレーシア、シンガポール方面の焼きそば料理。
まァ、お値段がお値段だけに・・・、ヴォリューム的にもカロリー的にも随分控えめ。おまけに、全然暖かくないし・・・。フォーの方が良かった?!

若干の物足りなさはあるものの、とりあえずお腹は膨れて、時間も頃合い。メイン会場でのパフォーマンスが始まる時刻。
最初は手品なのですが・・・、ん〜ン、ちょっと・・・。

続いてはお目当てのジャワ・ガムランと影絵芝居。それをご担当されるのは、Tidak apa apa with Nanang。
ナナンさんが影絵の操演で、Tidak apa apaがその劇伴。
受付時に頂いたパンフレットには時間も別々になっていたのですが、一体化されちゃった(？)ようで。
影絵の演目は、お子さんも多数ご来場とあって、「ワヤン・カンチル」。小さなジャワ・マメジカのお話し。
「カンチル」は先日、正福寺でのイベント(→記事参照)でも拝見したのですが、臨機応変なジャワの「ワヤン」、ストーリーやセリフも細かいところは演者任せとなるようで、今日はマメジカに加えてカエルとゾウなどが登場し、敵キャラは恐ろしいオニ。
我が物顔に振舞って、挙句に森林破壊を繰り返すオニをカンチルが得意のトンチで懲らしめるという筋書き。
他の生き物が森から逃げ出す中、カンチルは大きな落とし穴を掘って、オニをそこに突き落とし・・・。
水牛の皮に極彩色を施した人形を操り、日本語でのセリフも全て担当するのはナナンさん。演奏に加えて、ナレーション担当はTidak apa apaの西田有里さん。途中、ウサギさんに扮して登場するのは松田仁美さん。
その間、僅か三人ながらに情景を盛り立てるガムランの演奏。
最後は反省の色を示したオニもゾウの長い鼻で救出されて、メデタシメデタシ。ご来場のお子様達も喜んでいたような。

その後、「子どもによる英語の詩朗読」があったのですが、４〜５歳くらいのお嬢ちゃんでしょうか、カワイイのは可愛いかったのですが、辿々しいのはともかく、ほとんど聴こえなくて。
「バリ舞踊」も観ないで退席させて頂きました。
アットホームな手作り感は良かったのですが、色々と物足りなさを感じてしまうイベントでした。

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