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今日のガムラン [音楽のこと]

今日も阪大豊中キャンパスに通学。月に一度の「ワンコイン市民コンサート」で音楽を考え、同じく月いちの「日曜ガムラン」で音楽を学ぶ”なんちゃって阪大生”ですから・・・(笑)。


今日は「日曜ガムラン」。
予定された時間に文学部芸術研究棟を訪ねると、午前中から練習されておられたのか、このイベントを主催するDharma Budaya(ダルマ・ブダヤ)のメンバーさんたちはランチブレイク中のようで・・・。
程なくして、「日曜ガムラン」参加者も三々五々。

今日の課題曲は「Lcr Manyar Sewu s. m.」。
昨年12月に初参加させて頂いて以来お稽古を重ね、先日催された「いちょう祭」でも演奏した曲で、その際に行われたワークショップでも課題曲とされたもの。シンプルな構成なので”練習曲”としてちょうどいいのでしょうか。「いちょう祭」での出来栄えはあまり芳しくなかったとのことで、そう言われると耳が痛むが、これでしっかり基礎の基礎を固めようということなのでしょう。まァ、大学祭当日に達成感が得られなかったくらいですから、自覚はしています。そのために、今日もお稽古に加わるわけで・・・。

同じ楽曲ではあるが、色んな楽器を覚えようと趣旨から、各種楽器の間をそれぞれにローテーション。そうすることで、自身が演奏している楽器以外の音、演奏を覚えて、お互いを理解しやすい、纏まりがよくなるということなのでしょう。

ワタシが最初に選んだのはゴン・アグンクンプール。木製のフレームにぶら下げられた青銅製の大きなコブ付き銅鑼(ゴング)。
ゴンクンプールは向かい合わせで対になって、その間に座って演奏するのだけれど、ゴンは大きなタボ(バチ)で、クンプールは小さいそれでと決められている。ゴンはひとつきりなのでいいのだけれど、クンプールは幾つか打ち分ける。クンプールを身体の左側に見て、左手で持ったタボでバックハンドで打つ方がいいのか、右手で持ってフォアハンドで叩く方がいいのか、あるいはクンプールを右側に見て・・・。ゴンも同様。なのでパターンは4通り考えられて、各々フォアハンドにするのか、それぞれをバックハンドで打つのか、何れにして随分と身体をひねらないといけない。ご指導頂くのだが、ワタシは左利きのサウスポー、要領が少々異なる。おまけに、無駄に長いリーチを持て余す。ポジショニングにお作法はないとのことで、要は青銅製の銅鑼を綺麗に響かせれば良いらしい。
今のところ、クンプールを左、ゴン・アグンを右に置いて、左手でクンプール、右手でゴンという、バックハンド・スタイル(?)が十分な可動域を得られてベスト・・・かな。まァ、以前ドラムスをお稽古していた時と同じで、慣れてしまえば、右利きも左利きもない・・・はず。

次はクノンに移る。大きなお椀型の青銅製ゴング。木製フレームに乗せられたお椀が1から順に10個並ぶ。本当なら、横に添えられたクトゥも扱わないといけないそうだが、いきなりそこまで手が回らない。クノンに専念。
クノンクトゥも、ゴンクンプールとともにガムランの節目を示す楽器。役割は同じでも、叩くタイミングが異なり、形状も違うから叩き方も違う。本来なら、サロン類と同じように都度ミュートしないといけないのだが、鳴らすのに精一杯で止める方まで気が回らない・・・というか、タボ(バチ)の先で押さえてミュート・・・するつもりが勢い余って叩いてしまう。身体が反射的に動くくらいまで反復練習を繰り返して覚えないと・・・。

3ターン目はサロンサロン・ドゥムン。何度かお稽古していても、左手のミュートのタイミングがビミョー。で、そちらに気を取られていると、タボを持つ右手が震える。嗚呼。

・・・と、ここでティー・ブレイク。
ジャワ・ティーとお菓子を頂きながら、しばし休憩。

後半は「Ldr. Wilujeng sl. m.」。
初見の楽曲なので、イメージしやすい鍵盤打楽器・・・サロンに集中。
前半の「Manyar Sewu」に比べてテンポはゆっくり・・・、というか、途中でテンポが落ちる。”Buka”と呼ばれる序奏部から、第一主題(?)、Aメロ的な”umpah”に入って、テンポが半分。
この楽曲には歌も加わるから、それを考慮して、繰り返す2回目は強さも少し控えめに。
何しろ、壁に書かれた文字譜を眼で追いながら、右手で打鍵、左手でミュート(消音)、気を抜くとミスタッチして外れた音が響いてしまう(汗)。たった6つの鍵盤に手こずっているようでは、先が覚束ないが、サロンは音高順に並んでいるだけに文字譜の番号と対にしやすく、理解しやすい。
譜面に遅れることなく打鍵、ミュートが出来るようになったら第一段階修了、次は周りの音をよく聴いて綺麗に響かせることを考えながら・・・。その先の上級スキルを得るまでにどれくらいの修練が必要か?

達成感も充実感も、まだまだ程遠いけれど、肩凝るほどの緊張感は薄れて、ジャワ・ガムランのリズムが身体に馴染んではきた・・・ような。
まァ、緩さが信条、ノンビリいきましょうか。

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