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ちょっぴりミリ・オタ!? [日記・雑感]

ファッションというと大げさだけど、自転車に乗る際の服装はなかなか悩ましい。本格的なロードバイクを走らせるならともかく、小径車で、それもほとんどが街乗り。サイクルジャージにビブショーツというのは少々構え過ぎ。この季節なら防寒も考慮しないといけないが、ポタリングの合間にはカフェに立ち寄ったりもする。あまり眼を引くような、周りから浮いてしまうような装いはしたくない。

 

なにかないかと考えてみる。
サイクリング以外のスポーツ・ウェア、例えばトレッキングやハイキング、ランニング・ギアからアイテムを選ぶか!?
確かに、最近のスポーツ・ウェアは進化して、高機能でオシャレ。自転車着としても問題ないと思える。街着として着れなくもない。
が、ちょっと面白くない。カラフル過ぎるのも気恥ずかしい。

なにかないかと考えて、思いついたのがミリタリー・ウェア。
もともと、軍用機や軍用艦、軍用車両の類いや兵器類などメカニックな物には惹かれてはいたが、軍用衣料も近年は随分ソフィスケートされて、街で着れなくもないスタイルとなって来た。街着としてアレンジされた物も随分出回っている。以前取り上げたモッズ・コート(→記事参照)も元は軍用衣料。
Battle Dress Uniform(BDU)・・・戦闘服というと勇ましいけれど、それらは日々改良が進み、軽量化され、運動性能や機能が向上し、気温、気候への対応も万全。スッキリとスタイリッシュな物も増えた。全身をそれで包むのは気が退けるけど、少しなら自転車に応用しない手は無い。なんなら、ヘルメットまでありますし。

で、色々物色してみる。

しかし、本格派のBDUというと、色目がオリーブドラブなどモスグリーン系かコヨーテブラウンなどのサンドベージュ系、はたまた、いわゆる迷彩服のカモフラージュ柄。アーバン・ミリタリーならブラックもあるが・・・。

スタイリスト・ママリンことうちの奥様が仰るには、パパリンにはオリーブドラブは似合わない。ましてやカモフラージュ柄も可笑しい。といって、またまた黒尽くめも頂けない。それに、ミリタリーの全身装備では、そっち方面のヒトみたいだからゼッタイにダメ!!!! ・・・とのこと。ポタリングに出向くというより、サヴァイヴァル・ゲームに行くヒトみたくなるぞ・・・っと。
ひとたび車道に飛び出せば、交通戦争、ある意味サヴァイヴァルではあるのだが・・・。

全身装備が威喝過ぎると仰るなら、それっぽいスタイルに小物だけ取り入れるという手もある。
というわけで、まずはそれらしい帽子でもと思ったら・・・。

ベースボールキャップやワッチキャップは不審者に見える。ワークキャップは作業員か、やはり不審者っぽいとスタイリスト・ママリンの意見。パパリンが被っても可愛くないと宣う。可愛さが売りのアイドル時代(それっていつ!?)ならいざ知らず、今更可愛らしさは必要ないのだけれど、そういったキャップ類は決まって取り上げられて、息子さん(15)のモノになってしまう。

そんな口煩いスタイリストさんの意見は無視して買って来たのがベレー帽。

一般にスペイン・フランス国境のバスク地方発祥と言われるが、今日でも用いられる正統的なバスクベレーの原型は、中世以前、古代ローマ時代からフランスのベアルン地方で、日よけ・風よけなどの実用品として被られていた・・・のだとか。
頂点のチョボ(ポッチ)と内側のビン革(スベリ)があるバスクベレーと、それらがなく、かぶり口にトリミングが施されたアーミーベレー(ミリタリーベレー、モンティベレー)に大別される。
選んだのは、もちろん、アーミーベレー。
第二次世界大戦頃から、アーミーベレーが軍隊に普及し始め、現在では、世界各国の軍隊の略帽及び一般で用いられている。所属や階級等を表す徽章(ベレーバッジ)を付けることが一般的で、また、所属機関・部隊等によって識別のため帽体生地の色を変えている場合もある。
チョイスしたのは「フランス軍タイプ・ペレー帽」で、フェルト製の帽体はレッド、グリーン、ブラックの3色あったうち、無難にブラック。
チョボが無くて、トリミングが付いたミリタリーベレー。合皮のトリミングの中にリボンが通って若干サイズ調整出来るようになっている・・・のだが、サイズが(おそらく)59cmと60cmの2種類あって、59を選んでかなりリボンを絞ってみたが、それでもワタシの頭には少々大きめ。

ベレー2.jpg


ベレー帽、とくにミリタリーベレーは被り方にお作法があって、それがなかなか難しい。
サイズ調整リボンの余った部分は、基本垂らしたりせず、切り詰めるか、トリミングの中に押し込むらしい。
帽章を取り付ける部分を正面とせず、右目の上に寄せるのがフランス、イタリアやスペインのラテン系、左目上にするのが米国・英国、他の諸国式。片方を頭の形に添わせて、もう一方を垂らすのが制式の正式。正面にするとロシア軍、あるいはチェ・ゲバラ風の被り方となってしまうそうな。
買って来たのが「フランス軍タイプ」で、髪の毛の分け目も右目側なので、おフランス式の被り方に倣う。

Ernesto Rafael Guevara de la Serna.jpg
手塚治虫.jpg


買って来たそのままでは、頭に沿わず、キノコみたくなってしまう。ミリタリー制式の正式とならない。若い婦女子ならそれでカワイイが、おじさんの場合、絵描きさん、(漫)画家さんに見えてしまう。手塚治虫か藤子・F・不二雄、もしくは、戦場カメラマン氏になってしまう。

フェルトを、一旦お湯でふやかして、ドライアで乾かしながら、整形する。頭に合わせながら、立てる方と下げる方のバランスをとる。仕上がったのが・・・コレ。

ベレー1.jpg


えッ、英米式になってる!? 鏡に向って撮影したので、これで右寄りのフランス式。

手間隙掛けて、折角いい塩梅にはなったのだけど、スタイリスト・ママリン的には不評で、おまけにやはり少し大きいようで、自転車で激走したら風圧で脱げてしまう。庇がないから日除けにもならないし、ポタリングには不向きだぞ!!!! 気分は戦闘的になるのだけどねェ。


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yosshu0715

さすがJoJoさん、お似合いですね!!(笑)

僕も自転車乗りたての頃、よくコッポラをかぶってましたよ!!(笑)
どうもヘルメットが苦手で・・・!!(笑)

ポコさん☆のブログには載ってましたが、実は最近パーマをかけまして、もじゃもじゃ頭で町を走っております!!(笑)
by yosshu0715 (2014-02-21 02:42) 

moto_tip_sp

自転車乗る時のファッションは悩みますね。特に私などダイエットが必要な体型ですのでなおさら(^^;;
自転車用のカジュアルウェアーもありますが、これがまたサイズが合わないのです。デザインよりサイズから探さなければなりませんので苦労します。
冬場は防寒対策を優先しますが、これから暖かくなればまた悩みます。
by moto_tip_sp (2014-02-21 07:27) 

JUN1026

ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
本当は安全のためにヘルメットを被るべきなのでしょうが、私も帽子で誤摩化しています。走っている時間よりカフェで寛いでいる時間の方が長いですからね(笑)。
by JUN1026 (2014-02-21 21:19) 

JUN1026

モトさん、コメントありがとうございます。
私も自転車用として販売されている物は、縦・横の比率の関係で、殆どサイズが合いません。サイズ調整は悩ましいですね。
防寒対策は、着込み過ぎると汗をかくし、だからといって薄着にすると風が冷たい。これも調整が難しいです。これから朝・昼の寒暖差が大きくなってくると、より悩ましくなりますね。
by JUN1026 (2014-02-21 21:23) 

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