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信号や葉っぱを見て"青"っていうのはちょっと納得出来ないですけど・・・。 [林檎のこと]

日頃身に着けるのは黒い衣装ばかりで、自身を彩ることは稀なワタシ。ではありますが、色に対するコダワリは人後に落ちないつもり。このところ青い話しが続いていますが、今日はもっとカラフルな話題で。

 

街中にはそれこそ色んな色が犇めいて、時に眼が眩むほどだったりします。それを簡単に"青"や"赤"と言ってしまうのは詰まらない。青なのか、碧なのか、蒼なのか。赤と言っても、紅、朱、丹、緋はそれぞれに違う。その違いを繊細に感じとれれば、それに連れて色に対するボキャブラリも広がるように思います。
また、街で見掛けた色を再現したい、WEBで見たコーディネイトを真似てみたいと思ったら、その色を精確に判定する必要がある。

で、取り出したるはiPhone。WEBサイトや画像から色を抽出してしまえ、カメラを通して色判定してしまえというのが、以下のiOSアプリ。

まずは「EyeDrop.me」。WEBサイトや写真から色を自動抽出するアプリ。

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起動すると現れるのはシンプルな画面。
WEBサイトから色を抽出する場合は、"Type url..."と表示されている部分に好みのサイトのurlをエントリし、その下の"PULL COLORS"をタップする。

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例えば、このブログのurl(http://kurobaradolog.blog.so-net.ne.jp)をコピペして、"PULL COLORS"をタップする。チュウチュウ抽出するスポイドのアニメが可愛い。

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こんな色を使っていることになっている!? ほんとか?IMG_2640.jpg

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uniqloさんだとこんな感じ。

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憧れのferrariのサイト(日本語版)はこんなにカラフル。なぜに赤くない!?

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抽出された色がタイル状に並ぶので、これはと思うものを画面下めがけて"DRAG AND DROP"するとスウォッチとして保存することが出来る。

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画面右上のタイルアイコンをタップすれば、保存したスウォッチを確認することが出来て、カラーコードとRGB値まで付加される。

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さらにスワイプしてやると、抽出した色を加工することまで出来てしまう。

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左上の時計(?)アイコンをタップすれば、検索したサイトの履歴が表示される。

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写真の場合は、このアプリから直接撮影することも出来るし、撮影済みの写真を読み込むことも出来る。

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r&m BD-1 Capreo MercuryBlueの画像を読み込んでみる。

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ん、青くない!! マーキュリーは水銀。青く見えるのは錯覚だったのか? 灰銀〜灰青色ってところでしょうか?

色に対するボキャブラリを増やしたいとなったら、はんなりした和名も知りたい、憶えたい。"MercuryBlue"は日本の伝統色ではどう表すのか。その欲望を満たしてくれるアプリが「KYOTO CAMERA」。何故に、京都?

アプリを起動し、レンズを向けるだけで被写体の色を識別してくれて、それを400種類以上もの日本の伝統色名で教えてくれる。

アプリを起動するとファインダー画面になり、カメラが捉えている映像に対して、十字のラインが交差したポイントで色が読み取られ、リアルタイムで右側の帯にその色を表示し、伝統色名も表示してくれる。帯の色と名前を見ながら、気に入ったところでシャッターボタンを押すと、カメラロールに保存される。
色名は400種登録されているそうで、かなりの範囲を網羅してくれるので、色を探し歩くのも面白いかも。
白縁と黒縁が選べるので、撮影した画像が引き立つ方を選ぶ。
撮影した画像はそのままTwitterにシェア出来るのは今どきのお約束。

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実際使ってみると、色を捉えるポイントをどこに合わせるかが結構難しい。BD-1のマーキュリーブルーがグラデーションしてみえるように、自然の中にもベタ一色というのは存在しない。彼岸桜や梅の花を撮ってみたが、眼で見る色と「Kyoto Camera」で捉えた色がビミョーに異なる。かなりピンポイントで捉えているのか。
出来れば撮影済みの画像を取り込んで、そこから任意のポイントを選ばせてくれる方が使いやすいような気がするのだが、まァ、無料のアプリですから贅沢も言えない。

日本の伝統色も面白いけど、それだけじゃあ物足りない? そこはかとなくトレビア〜ンなフランスの伝統色や中国の伝統色、色調から色名を調べたい・・・となったら、「カラーガイド」。
DIC(大日本インキ化学工業)からリリースされたアプリで、収録されているのは、DIC COLOR GUIDE第1巻~第6巻までと、Traditional colorsとして日本の伝統色、中国の伝統色、フランスの伝統色、Special menuとしてグレートーン、川村記念美術館となっている。
色についての詳細情報が見れて、プロセスカラーの近似値が出たり、インキの配合まで知れたりするのが面白い。
このアプリはユニバーサル対応ではなく、iPhone版もいいが、iPadの広い画面の方が断然使い勝手がいい。

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このアプリもカメラから撮影したり、Photo Libraryから画像を選んで取り込んで、色分析することも出来てしまう。r&m BD-1 Capreo MercuryBlueの画像を読み込んでみたら、フレームカラーは「DIC-430(くすんだ緑みの青)」となってしまう!? フランスの伝統色で言えば、「DIC-F50(BLEU OPALIN)」、"オパールがかったブルーで、オパールとは乳液状の色で、その色を虹のように反映するブルー"ですって!!

iOSにはカメラアプリもいっぱいあって、画像を加工してくれるものも多くあるけれど、色を分析・判定することでデザインの参考にしたり加工の手引きに使えるものも幾つかある。単に"青"だとか"赤"だとかいうより、オパールがかったブルーで「ブルーオパラン」と呼ぶのだといえばイメージも広がりやすい。色に対する感性やボキャブラリも広がってくれそう。
梅、桃、桜、街もそろそろ花時。色が溢れ出す季節。iPhoneを持って"色"を探しに出掛けましょ。

そういえば、せっかく撮影に出掛けて、花は撮ったけど、信号も葉っぱも忘れてるやん(>_<)

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Blue(な)Stones


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moto_tip_sp

いろいろなアプリがありますね。
私もいろいろ試してはみますがあまり入れすぎると何が何やらわからなくなります。
一度オススメアプリまとめページでも作ってもらえませんか?
どこかでありましたっけ?
by moto_tip_sp (2013-03-19 05:22) 

JUN1026

モトさん、コメントありがとうございます。
私も落としては試し、インストールしては削除し、結局は使い慣れたアプリを使い続けている・・・なんてものもあります。
とくにカメラ・アプリはついつい試してしまいます。
ブログにアップする程度なら、重くて嵩張るカメラを持ち歩くよりiPhoneで充分。しかし、構図やアングルなりまで指定してくれるわけでないので、なかなかいい結果が得られません。
by JUN1026 (2013-03-19 12:22) 

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