ナゾ [音楽のこと]
またまた、まだまだ、「大阪クラシック」のネタ。
感動覚めやらぬというのもあるのですが、ひとつの"ナゾ"が残りました。
最終日、最終公演へ赴いた際に入場口で手渡された一枚のコピー。
毎回フィナーレ公演では、アンコールで観客を交えて合唱する楽曲の歌詞や簡単なメロディ譜が配布されたりしていたので受け取った時はその類いかと思っていました。手書きされたらしいスコア自体ちょっと読み取り辛いが、矯めつ眇めつよく見るとシンフォニーのスコアのよう。
同公演ではアントニン・レオポルト・ドヴォルザーク作曲の交響曲 第9番 ホ短調 作品95『新世界より』が演奏されるので、そのスコアだと理解する。真ん中に"大植英次"とサインされているので、マエストロの御手になるものだとは思うが、配布された意図は・・・?
公演中はそれについてのお話しも無かったし、演奏に浸っていたので忘れてしまっていたが、帰宅してから気になって仕方が無い。
明けて日曜日の朝、ハッシュタグを付けて、「スコアのコピーはなんだったのだろう」とtweetしてみました。
で、今日になって大阪フィルハーモニー管弦楽団から頂いた、その解答。
「大植英次より伝言です。大阪クラシック最終公演の入場時にお配りした楽譜のコピー。新世界100周年に新世界を演奏!したあの日、実はドヴォルザークの誕生日でした。記念に初版の「新世界より」の楽譜の最初と最後を自分で完全に書き写し皆様にプレゼントしました。当初、コピーを考えたのですが、著作権などの問題を考慮し、自分で写譜しました。楽譜上に書き込まれている情報はすべて反映させ、そして、サインを添えました。そんな大切な事をステージで話すのをうっかり忘れておりました。遅くなりましたが、どうぞお受け取りください!」
とのこと。
当日がドヴォルザークの誕生日だなんて気付きもせず。同日の第82公演で大フィルの首席客演コンマス崔文洙率いるクインテットが「弦楽五重奏曲 第2番 ト長調」を演奏されたのもそれが由縁だったでしょうか。
ナゾが解けてスッキリはしたけれど、それはそれで、ドヴォルザークのスコアについてのエピソード・トークを伺うことが出来なかったのは残念。最終公演は時間に余裕がなかったようなので仕方ありません。
マエストロからの手書きのプレゼントとあっては、バッグに書いて頂いたサインともども、大切にしないといけませんな。
あの手書きのスコアにそんな大切な情報が込められていたとは!!(笑)
それをすっかり忘れる大植マエストロにもビックリです!!(笑)
当日770人が謎に思ったことだと思いますが、今のところ、その謎が解けたのはJUNさんとこのブログを見た僕の2人だけ?(笑)
後の768人はどうしたらいいのでしょうね?(笑)
by yosshu0715 (2012-09-11 23:12)
ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
あまり気になったのでTwitterで問いかけてみたら、まさか大フィルさんから解答を頂けるなんて、それもビックリ!!
スコア配布の意図は解明出来ましたが、あのスコアをもとにどういうお話しをされようとしていたのか新たなナゾを産んでしまいました(笑)。
あまりに熱演、力が入り過ぎて、お忘れになったのか、時間がなくてバタバタしてしまったせいか、何れにしろちょっと残念ですね。
Twitterで、私のフォロアーが約100人、大フィルさんをフォローされているのが約3000人。それとこのブログをご覧になった数百人? これだけのヒトがナゾの真相を知れた・・・かも知れません(笑)。
でも、コンサートに来られてた方々は結構年配で、Twitterやってるようにも思えないし、ましてや私のブログなんてご存知ないでしょうし・・・。どうしましょ(笑)。
by JUN1026 (2012-09-12 12:18)