マンガのちからとカレーのちから!? [散歩・散走]
今月は地下活動(？)ばかりで、ポタリングも疎遠なら、ブログの更新も滞り勝ち。ネタが無い訳ではないのだけれど、公表出来ないことばかり・・・。
今日はイベント・ハンティングで、久し振りのポタリング。大阪歴史博物館で開催中の特別展『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』を拝見に。そのあとは恒例のカフェ巡り、ランチとお茶が待っている!?
午前の少し遅い時間、陽が昇って、路面が温まった頃合いに家を出る。天気予報は「晴れのち曇り、夕方から雪」となっていたが、陽射しは弱く、雲が多い。ポタ日和ではないけれど、まァ、贅沢は言ってられない。
大阪城公園の傍ら、NHK大阪放送局に隣接して建つ大阪歴史博物館。特別展となる『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』はこちらの６階で、１月15日(水)から３月10日(月)の期間に渡って開催中。
愛機「Silvana189」ことBD-1を駐輪場に停めて、館内にエントリ。
サファイア、フランソワーズ・アルヌール、島村ジョーとアトムがお出迎え。 何れも、懐かしくて新しい、息の長ァいキャラクターたち。知ってる？
館内の温度に慣れてから、エレベータで６階へ。
まずは手塚治虫と石ノ森章太郎の足跡を紹介するコーナーから・・・なのだけど、お二方とも幼少期から"お絵描き"を越えたレベルの"ストーリー漫画"となった「作品」を遺しておられるのには驚かされる。クリエイトな才能は、努力より天賦の才。眼を見張るような技量がそこにある。
もちろん、漫画家としてデビューしてからの、手書きの原画や原稿が展示されているが、若い頃に目にしたことのある作品ばかりで懐かしいやら面白いやら。
ナニを隠そう、ワタクシことJoJoちゃんはマンガ少年だった。週間雑誌から月刊誌、単行本の類いを月に20〜30冊は読み散らかして、小学生の頃は漫画家さんを目指していた。「石ノ森章太郎のマンガ家入門」も熟読していた遠い日々。授業中さえ落書きばかりしていたような・・・。素質も技量も毛頭ないと気付いたり、中学生からオートバイにハマって夜の徘徊(!?)、バンド活動に時間を取られて、マンガを描くより曲作り。漫画家への道は、自らどこかで放棄して、それ以来途に迷ってしまっている!?
その頃読み耽っていた手塚作品、石ノ森作品が紹介される今回の特別展、感慨ひとしおで御座います。
館内の展示品はエヴァの時(→記事参照)と違って撮影禁止・・・なのだけど、「撮影OK」とされている展示物があって、そのひとつがお二人が住まわれていたトキワ荘の原寸大(？)模型。裏に回れば、二人の部屋を再現した展示もあって、ちょっと覗き見した気分に浸れる。
Sapphire & Françoise Arnoul
手塚作品、石ノ森作品といえば、マンガだけに留まらず、アニメになったり実写版のドラマになったり。テレビの黎明期から少年少女のハートを"ぐわし!!"と鷲掴み。鉄腕アトム、リボンの騎士、ジャングル大帝、マグマ大使、どろろ、火の鳥、ブラックジャック、サイボーグ009、佐武と市捕物控、さるとびエッちゃん、仮面ライダー、人造人間キカイダー、ロボコン、秘密戦隊ゴレンジャー、HOTEL、etc. 全部上げろと言われれば幾らでも上げられそうだが、ここで紹介されているのはほんのひとにぎり。「何もかも、皆、懐かしい」と言ってしまったら他の作品になってしまう!?
残念ながら、お二方とももうこの世界にはおられない。新しい作品に触れることは出来ないけれど、旧い作品も古いと感じさせる手塚作品、石ノ森作品。この特別展に紹介されているものだけに留まらず、そのマンガワールドは深くて濃密。どれもが、何度読み返しても飽きない面白さを秘めている。若いヒト達が観ても損はない・・・ンじゃあないかと思うのですが・・・。ただし、溺れても、知らんぞォ!!!?
展示の終盤、最後のコーナーは二人のマンガから大きな影響を受けて育った、現在各界で活躍する著名人たちによるオマージュ作品が並ぶ。若い世代からお二方と同世代のベテラン勢まで多くの方がリスペクトを混めた作品を提供している。
マンガに堪能したら、ちょうど時分時のランチ・タイム。
次の予定にシフトしようと大阪歴史博物館から外に出てみると、雨か雪!? 見上げてみたら、空はマーキュリーグレーで、明るく照るかと思ったら鈍く曇って、はっきりしない空模様。予定ではこのあと、カレーのランチを食して、スイートともにお茶を頂く算段になっているのだが・・・。どうしましょ!?
濡れて帰る訳にはいかない。とりあえずハンドルを自宅の方角に向けて走り出す。スケジュール的には天神橋界隈にある新店でカレー、そのあと限定「１月のケーキ」となるところをスルーしてしまう。
しかし、このまま帰るのも物足りない。雲の流れを計算しながら、降りが酷くなっても自宅までダッシュで走れる距離の、それもちょっとオシャレなカフェを目指す。
滑り込んだのは、淀川右岸にあるカフェmt.cafe + GENERAL STORE & Design Dept.。今日の(も？)メニューは決まってる。「mt.curry」・・・なのだけど、こちらのカレーは「vol.1」から「vol.3」まで３種類あって、
「mount curry vol.1」は"13種類のスパイスをベースに牛肉と玉葱じっくり煮込んだカレー。白ご飯にカレーのノーマルバージョン"
「mount curry vol.2」は"13種類のスパイスをベースに牛肉と玉葱じっくり煮込んだカレーと、ドライカレーにカレーのダブルカレー。卵黄をトッピング！"
「mount curry vol.3」は"13種類のスパイスをベースに牛肉と玉葱じっくり煮込んだカレーと、ドライカレーをさらにオムライスにしたカレー"。
今日は「vol.3」を頂きます。
ドライカレーを薄く焼いたタマゴで包み、スパイシーなカレー・ルーが掛けられた、ドライカレーでオムライスでカレーライスな、"カレーの万華鏡やァァァッ!!!!"・・・みたいな。ピリリと締まったドライカレーを薄焼きタマゴが優しく包み、さらにソースとして掛けられたルーが刺激的でお得感満載!?
街散歩や自転車での街散走の合間によく頂くカレー(カリー)。
最近の研究によると、カレーを食すと 幸せホルモン「セロトニン」が産生されるらしい。生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与する「セロトニン」の95%は脳ではなく腸から出る・・・らしいと。腸の調子がいいと、脳に対して「セロトニン」を出せと指令を送るのだとか。その指令を出すのに最適な食べ物がカレーであるそうな。スパイスが多く含まれ、たんぱく質、脂質、炭水化物がバランスよく摂取できるカレーは、腸を温める効果が高く、幸福感がいや増すことになる・・・んだと。
美味しい物を頂くだけでも幸福は得られそう。素敵なヒトや絶景、いい映画やいい本を観ても、いい買い物をして物欲を満たしても、幸福感に浸れそう。それこそ、面白いマンガを読み耽っていられればシアワセ。キャバいいお嬢さんと遊べたらとてもシアワセ!! なのだけど、科学的分析によると、カレーを食べて、腸を温めることで「セロトニン」の産生を促すのが効果的で効率がいいのでしょう。
またカレーかというなかれ。身体によくて、シアワセになれるなら、食べない手はない・・・でしょ。"良薬はクチに辛し"ってな。
食べ終わったら、シアワセになったかどうかは分からないが身体はホカホカ、満足感も高い。で、外へ一歩踏み出したら、風は冷たく、雨も降りみ降らずみ。そろそろ、さっさと帰宅するのが得策か。お茶とスイーツは明日・・・と出来ますかどうか。
本日の結果
走行距離：23.30km
走行時間：01:22:52
今日の一脚
mt.cafeのカウンター・スツール。その座面として使われているのはなんとBROOKSのサドル。京都のフレーム・ビルダーの手になるそのスツールは販売もされているそうで、ちょっとそそられた次第。自転車フレーム用のクロモリ・パイプで作られて、何故かドリンク・ホルダーまで装備している。
BROOKSのサドル愛用してますが、これを椅子にして座るのは難しいような気もしますが（笑）
どんな感じでしたか？
by silvercopen (2014-01-19 12:28)
silvercopenさん、コメントありがとうございます。
お店でカウンター・スツールとして使われていた分は、随分と使い込まれているのか、サドルについたリアスプリングの効果か、かなり尻あたりがよかったように思いました。とはいえ、飲食時に小１時間座っているならまだしも、この上で一日を過ごすことは出来ません。あくまでカウンター・スツールとしてしか使えないと思います。
by JUN1026 (2014-01-19 20:14)
ブルックスのサドルの椅子おしゃれですね。いろんな人が座るでしょうから、どのように馴染んでいくのか。
最近は本当に寒く自転車に乗れてません。でもぶらぶら出かけることは多いのですが(^◇^;)
出先ではやはりカレーが気になります。ついつい入りそうになってしまいますね。今年はやっぱり、まんま亭ポタですかね。
by moto_tip_sp (2014-01-20 18:16)
motoさん、コメントありがとうございます。
このスツール、サドルの取り付けは通常の方法なので他のサドルに変えることも出来ます。お気に入りのサドルにすることも、馴らしに使うことも出来そうです。
走行中でもカレーの匂いがしてきたら、惹かれてしまいますね。温かくなったらまんま亭ポタにしますか。
by JUN1026 (2014-01-20 23:23)
セロトニンのニュース、実は僕もチェックしていて、ことあるごとにポコさん☆にカレーが食べたいと要求するんですが、女性は男性程カレー好きではないようで・・・!!（笑）
僕も手塚ファンで、実は僕が初めて２次元で恋に落ちたのは小学１年生のとき、ドン・ドラキュラのチョコラでした!!（笑）
随分前に宝塚の手塚博物館も行った事があります!!（笑）
時間があれば暦機博物館のマンガのちから、是非行ってみたいと思ってます!!（笑）
by yosshu0715 (2014-02-06 17:34)
ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
うちも家カレーにありつけないので外に出掛けることになってしまいます。男の子は皆カレー好きだと思ったのですが、うちの息子はそうでもないようで・・・。
『マンガのちから」、なかなか見応えがあって、面白いですよ。おすすめします。
by JUN1026 (2014-02-06 22:30)