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うめのみや [散歩・散走]

ちょっと時間が出来たので、京散歩。四条通の西の外れまでブラブラと・・・。

この時期になると、其処此処からの開花情報が寄せられて、梅花が放つ梅香が恋しくて、それまで巣籠もりしていたのがもう堪え切れずに観梅に出掛けたくなってしまいます。
で、今日は梅宮大社
うめのみや”と”の”が入って、タツオさんもアンナちゃんもビックリの梅宮大社

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右京区梅津フケノ川町
に在って、橘諸兄の母、橘三千代酒解神酒解子神(大山祇木花咲耶姫)を祭り酒造安全と子孫繁栄を祈願した神社。
建立は奈良時代の750年ごろとされ、平安遷都後に現在の地に遷座したのだとか。
御祭神は、本殿酒解神(さかとけのかみ)、大若子神(おおわくこのかみ/おおわくごのかみ)、小若子神(こわくこのかみ/こわくごのかみ)、酒解子神(さかとけこのかみ)、相殿には嵯峨天皇橘嘉智子(檀林皇后)、仁明天皇橘清友公の、計八柱で、日本最古の酒造の神とされ、子が無かった橘嘉智子が此方に祈願してのちの仁明天皇となる子を得たことから子授・安産の御利益でも知られる。

・・・が、ワタシにはお酒も子授ももう必要が無くて・・・。

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その名が示す通りの香りが来訪の目的。ご神苑にある約35種、450本のを鑑賞するのが来意。

この界隈は、そこそこに広い範囲の地名が「梅津〇〇町」となっているから往時は至る所にが植えられた名所であったのでしょうが、多くが住宅に変わって、今残るのは梅宮大社のご神苑の中だけ。

その昔、「」といえば「」を指したそうで、「花=櫻」となったのは平安時代以降のこと。中国の影響が色濃い奈良時代が、本朝独自の文化が芽生えるとともにが好まれるようになっていったのだとかで、万葉集に収められた歌も、を詠んだものはのそれに対して約3倍。
より一足先に咲き誇り、春の訪れを告げるのだから、寒さに震えた心をときめかせてくれる有り難さ。
其処此処に在った・・・であろう花が、限られたご神苑の中だけとなって一層有り難いの香り。
僅かな時間でも春らしい香りを楽しまないことには、忙しさに流されて、季節の移ろいを忘れてしまう。

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ご神苑の開門は09h00。それまでは境内で飼われる猫と戯れていようかと思ったのですが、寒さに丸まっていたり、動き出したと思ったら背を向けてつれないそぶり。なかなかのツンデレ?!

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咲耶池
勾玉池、2つの池を中心に、椿杜若花菖蒲霧島躑躅八重桜平戸躑躅水仙紫陽花など季節の花が植えられて、島の中に建つ茶席は大納言 源経信が「ゆうされば かどたのいなば おとずれて あしのまろやに  秋風ぞふく」と詠んだ「芦のまろ屋」こと「池中亭」。
江戸中期、本居宣長が「よそ目にも その神垣とみゆるまで うえばや梅を千本八千本」と詠んだのだとか。見渡す限りの梅林だったのでしょう。今はその頃の片鱗の、それもごく一部。少々寂しくも思えるのだけど、その分、貴さ、有り難さは増している?

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梅宮大社
から、同じ酒造の神様? ・・・松尾大社までブラブラと歩いたところまではよかったのですが、京都市内といっても、西の外れで不案内、竹林に迷い込んでしまったらドンドン道幅も狭まって斜度も増して、遭難の危機!?
目的地に辿り着いた時には脚はヘロヘロ。おまけに時間切れで、続きはまた日を改めて。
次の漫ろ歩きはの頃・・・となるででしょうか。

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