第13回 御堂筋サイクルピクニック [自転車のこと]
今日は、ひっさしぶりの自転車イベントで、久し振りの自転車ネタ。
「第13回 御堂筋サイクルピクニック」に伺います。
「第13回 御堂筋サイクルピクニック」に伺います。
『ちゃんと走ろう!(自転車の適正な利用)』、『もっと自転車レーンを!』をスローガンに、2011年秋から始まった「御堂筋サイクルピクニック」。諸般の事情からか、春秋の年2回開催になったり、年1回の開催に止まったりで、8年目で、この秋は「第13回」。
大阪市のメイン・ストリートである御堂筋に自転車専用レーンの設置を呼び掛け、正しい自転車の利用をアピールするために、大阪の中心地を「アピール走行」するイベントは、回を重ねるごとに盛大になり、集合・解散場所である中之島公園に、「自転車マーケット」や「ランチカフェ」、「自転車試乗会」などの仮設ブースを設けて、それ以外にも展示や催し物も用意されて、ちょっと自転車祭りの様相。
ワタシは「第1回」から欠かさず参加させて頂いているのですが、イベントの開催趣旨にも概ね賛成、その内容も楽しませて頂いて、何より最近ご無沙汰している方々とお逢い出来るのが愉しみ・・・なのですが・・・。
今日は朝から生憎の、降りみ降らずみ、雨催い。このイベント自体「雨天決行」で、これまでも何度か雨に祟られましたが、走れなくなるほどの降りになることはなく、今日も「アピール走行」の時間帯はどうにか保ちそうな空模様。
受付が開始される10h00に合わせて、出発前の自宅で自転車・・・BD-1Rを久方振りに展開してみると、タイアの空気圧は減っているわ、サイクルコンピュータの電池は切れてるわ、シュッと走り出せない事態。
この夏はあまりに暑くて、早朝からでも走り出せないほど。温度も危険域でしたが、殺人光線めいた陽射しが、穴蔵暮らしの夜行性、”ひきこもりす”とのワタシには眩し過ぎて、日中の外出は自殺行為。
おまけに、久し振りに大層な落車転倒で、眼鏡を壊し、顔面負傷する単独事故をやらかして、奥様から自転車禁止令が発布されて、ようやくその熱りが冷めるか冷めないかというところ。
暑さもようやく収まって行楽のシーズンにもなる頃合い、このイベントをキッカケに、自転車遊びを再開しないことには、事故の熱りが冷める前にワタシの自転車熱が褪めちゃいそう?!
中之島公園の大阪市中央公会堂前に着いたのが10h00のちょっと前。
お天気のせいか、人影こそいつもほどでは無いように思えるが、幾つもの展示ブースは用意を終えて、キッチンカーもスタンバイ完了。試乗車も大量に展開されて、眼を引くのは・・・退く(?)のは警察関係の車両。
物販や試乗は「アピール走行」後、午後からの開始となっているが、それらの周りは既に鈴生り。
今回もこのイベントに賛同協力し、物販や展示の出店・出展される企業や団体が所狭しと軒を連ね、今年は関西大学体育会自転車部OB会が「自転車で旅をしたくなる書籍」の展示をしていたり、関西大学自転車部OBサイクルサッカー班がそのデモンストレーションを行ったり、大阪府警が”自転車事故の現状や安全な走り方、ヘルメットの正しい使い方、最新盗難情報”などなどのトークショーを委任されたり、大阪シティバス株式会社の協力のもと「大型バスの死角体験」があったりと、目新しいコンテンツもてんこ盛り。
物販や試乗は後回し。見知った顔を探すが見付けられず、とりあえず「アピール走行」の受付を済ませる。
参加費(走行協力金)が必要なのですが、先着300名にオリジナルグッズと、豪華景品が当たる抽選券のプレゼントがあって、そのグッズはワタシもコレクションしているオリジナル手拭いで、まァ、コレクションのために駆け付けて参加費払っている・・・ということも無くもない?!
「アピール走行」は自転車であれば車種を問わず、ママチャリ(軽快車)でもロードバイクでもMTBでもミニベロでもリカンベントでもトライクでもタンデム車でも、電動アシスト付き自転車も参加可能。ただし、ライダーの方は中学生以上となっている。「試乗会」共々、安全確保のためにヘルメット着用が推奨されて、”青色アイテムをつけて、みんなで御堂筋を走ろう!”ということのが唯一のドレスコード。
ワタシのバイクはMercury Blueで、他に青い物は要らないでしょうと、毎回着の身着のまま。ヘルメットも着けないのが、いつもツッコまれるところ。
走行ルートは2パターン。
【しっかりチーム】は中之島→御堂筋→本町通→上町筋→高麗橋通→三休橋筋→中之島の1周約6.2キロメートルのコース。
【ゆっくりチーム】は中之島→御堂筋→本町通→堺筋→中之島の1周約4キロメートル。
安全を考慮し、それぞれ7~8名から10名程度のグループに分かれて走ることになる。
ワタシが選んだのは、いつも選ぶのは、【ゆっくりチーム】。追加の1.2kmが負担という訳でも、そのコースが過酷という訳でも無いのだけれど、まァ、なんとなく。参加することに意義がある?!
”ゆっくり”と言ったところで、街中の、クルマや信号の多い場所だけに、実は速度差はそれほど大きく無く、コースの長短だけが異なる。10名編隊で15km/h平均の安全運転。
休日で歩行者専用となっている、公園内の大阪市立東洋陶磁美術館前の道路に、大阪市中央公会堂に向かってグループごとに整列したのが10h30ごろ。
今日はNHK大阪の「お昼のニュース」から取材班が来ているとかで、ワタシも【ゆっくりチーム】の最前列にいたから、チラッとでも映ってしまったかも(何方かご覧になった方はおられませんか?)。
主催者の開会宣言、挨拶から始まり、走行前の準備運動、手信号の確認、記念撮影などがあり、11h00ちょっと前になって、【しっかりチーム】からグループ毎に順次スタート。
順番が回って来て、中之島公園から走り出して御堂筋。
グループ毎に間を空けて走り出しても、信号の多い街中のこと、前のグループと連なることになり、傍目に見ると100台規模の自転車パレード。御堂筋を歩く人やそこを走るクルマから注目の的。ロードバイクからママチャリまでが一団となって粛々と走っているのだから、ツーリングでもなさそうで、ましてやレースにも見えず、「アピール走行」と言いながら幟をはためかせるわけでもなく、チラシを撒くわけでもなく、ただただ自転車集団が走っているだけ。「なんのイベントですか?!」と尋ねたくもなりますわな。
御堂筋を「本町通3」交差点で左折して、自転車レーンが敷設された本町通。自転車レーンといっても、ラインが一本引かれているだけで、そこには駐車車両もあって、絶対的に安全という訳でもなければすこぶる快適ということもない。
インフラが整備されても、それが正しく使われないことには意味がない。ルールを明確にして、それがそこに有る意味、意義、正しい利用方法をアナウンスしないことには絵に描いた餅。駐車車両や逆走する自転車も取り締まってこそ、安全・快適が実現出来るのではないかと思う。
『もっと自転車レーンを!』は有意義だとは感じるが、『ちゃんと走ろう!(自転車の適正な利用)』は自転車だけで無く、道路をシェアしている自動車、自転車、歩行者、みんなが考えて意識しないといけないこと。シェアしていると意識しなければいけないはず・・・なのだが・・・。
と、「本町通1」交差点を左折、堺筋を北進。中之島公園まではあっと言う間。
スタート地点に戻って、グループ毎の記念撮影を終えたのが正午前。
BD-1Rを停めて、キッチンカーで「かき氷(ピーチ味)」を買って、喉を潤す。湿度が高くて、蒸し暑い。
4kmの激走(?)で流した水分をかき氷で補って、会場をブラブラと物色しながら、見知った顔を探す。もう殆どのグループは帰還しているはずなのだが・・・。
大阪府警が出展するのはトヨタ・ランドクルーザーをベースにしたパトロールカーとホンダ・ゴールドウイング GL1500ベースの白バイ。どこで使われているのか、見掛けてことのない、特別仕様?!
試乗、試走は無理だが、乗らせて頂くことは可能。
若い頃は「特別」にパトカーのリアシートに載せて頂いて所轄の警察署までお送りして頂いたこともありましたが、今はもう、息子さんがそういうお世話を受けないことを祈るばかり。子を持って知る親の恩。
やっと見つけた知り人は、旅する自転車ブロガー(?!)な、「〜 motoのポタポタ旅日記 ~」のmotokatsuさんとその奥様、あっちゃんさんのお二方のみ。お天気のせいか、皆様お忙しいのか、他の方々とは今日はお逢いすること叶わず。かく言うワタシも午後からは野暮用で、ゆっくりもしていられない。
『BD、BROで集まろう』も召集されなくなって、行きつけの自転車屋さん主催のポタ会も催されなくなって、チャンスが随分と減ってしまっただけに、残念・・・ではありますが、また何れか機会も訪れる・・・でしょう。
機会といえば、これをチャンスに自転車生活再び・・・と言いたいところなのですが、「ワンコイン市民コンサート」が10月は『特別公演』を含めて2公演用意されて、「日曜ガムラン」も「まちかね祭への道2018」へと展開。観に行きたい・・・と前売りチケットを買っちゃったエキシビションも幾つかあって、さて、バイクに割ける時間が作れるのかどうか・・・。無理矢理にお休みを作る・・・と言うわけにもいかないですし・・・、ねェ。
「アピール走行」終了後に車両通行禁止の車道を占拠するのは「サイクルサッカー」。通常は体育館などの室内で行われることから、路面に板を敷いての仮設コート。ボールを操る前に、固定ギアと独特の構造を持つ専用バイクを操るのが至難の技?
数多の車種が参加する中、眼を引くような自転車もチラホラ。
今回見掛けた中では、竹製フレームのロードバイク。ブラジル人ビルダーの手になる完全オーダーメイドの逸品。黒く塗られてはいるが、ヘッド周りからフロント・フォークも木製。長岡京市周辺の竹が強くて、それが用いられているのだとか。渋くて独特の存在感。しかし、欲しいかと言われると・・・。
試乗車の中にもちょっと気になる折り畳み小径車があって、そちらはカーボン製フレーム採用のCARACLE CoZ。完成車重量が6.7kgという圧倒的な軽さ。BD-1のクソ重さを考えると、そそられてしまう。
新しい自転車が欲しいのだが、求めるスペックは「BD-1よりビュンビュン飛ばせる(折り畳み)小径車」。かなり限定されて、Tyrelle FSXか(恐らく)コレくらいしか候補はないが、「ビュンビュン飛ばせる」がネックになって、「お年を考えなさい!!」とお許しが出ない状況。常識的に考えれば、やたらに眼にするあの車種になっちゃうんでしょうが・・・。
コメント 0