梅花、梅香、Biker?! [散歩・散走]
平年より9日遅く、この一日に吹き荒れた春一番は、まさに「March comes in like a lion and goes out like a lamb」、ライオンのような猛々しさ。この諺が作られた19世紀の英國を思い起こさせるように、角笛を吹きながら訪れた春。
「When March blows its horn, ・・・.」
三月が吹くホーンとは、温度差が齎す電位差、それに因る放電。つまりはカミナリ。
春の嵐も過ぎ去って、今日は、灰色の厚い雲の中で埋もれ火として久しく止まった火輪もその恵風に煽られて漸く熾んに起こる弥生三月。晴れ渡って、日差しも勢いを得る。
雷さまが春の到来を告げるのなら、いつまでも冬籠りしているわけにもいかず、久し振りにBD-1Rを展開し・・・。
「When March blows its horn, ・・・.」
三月が吹くホーンとは、温度差が齎す電位差、それに因る放電。つまりはカミナリ。
春の嵐も過ぎ去って、今日は、灰色の厚い雲の中で埋もれ火として久しく止まった火輪もその恵風に煽られて漸く熾んに起こる弥生三月。晴れ渡って、日差しも勢いを得る。
雷さまが春の到来を告げるのなら、いつまでも冬籠りしているわけにもいかず、久し振りにBD-1Rを展開し・・・。
しかし・・・。
ワタシの身体の中で起こっている異変。
「LOH症候群(late-onset hypogonadism)」だか「男性更年期障害」だか知らないけれど、「加齢男性性腺機能低下症候群(PADAM(partial androgen deficiency of the aging male))」ですか。どうも若い頃ほど無理が効かない。どうにも体調がすぐれない。
それに加えて、ストレスに因る(?)消化機能障害。
どんなに栄養補給しても、それが十分な血液にならず、絶対的な血量不足・・・であるらしい。昨年5月に「急性胃腸炎」での意識消失に前後する頃から続く目眩。
加齢性ほにゃららによるテストステロンの低下か、血量不足によるものか、どちらの影響が強いのか、それとも双方の合わせ技なのか、とにかくフラフラしちゃって自転車に乗るどころではないような・・・。
「貧血で倒れるなんてダイエットし過ぎのお嬢さんみたいじゃん、おっちゃんなのに」と遠慮のない奥様は仰言るが、おっちゃんだから加齢性・・・。若い拵えで、若いフリをしてみても、誤魔化せないのだから仕方ない。
とはいえ、どちらが原因にしろ、しっかり喰って、十分に睡眠をとって、きっちり運動すれば改善する・・・らしい。ふらつくからといってじっと籠っていては逆効果。薬やサプリメントに頼らなくても、有酸素運動とストレッチで克服することが出来る・・・らしい。
ならば、いい加減冬籠りはお仕舞いにして風光る中へと飛び出さねばならぬ。
まァ、考えようによっちゃあ、奥様のお買い物に荷物持ち兼運転手兼お財布(?)として付き従うより、健康のためと称して独りで自転車を奔らせる口実が出来たわけで・・・(にんまり)。
・・・というわけで、とにかく、久しぶりの自転車散歩。
が、いきなり遠くというわけにもいかず「オレの庭」。
Bikerは梅花を目指す!? お花見に参りましょう。
BD-1Rを駆って目指すは大阪城公園。そこに在る梅林。
1974(昭和49)年に、大阪府立北野高校の卒業生(六稜同窓会)が開校100周年事業として、22品種、880本を大阪市に寄付した事で開かれた梅林は、今では約1.7ヘクタールに100品種以上、1,200余本を数える。それが、ほぼほぼ見頃を迎え、満開直前であるとのこと。
今でこそ、多くの洋花が輸入され、栽培もされて、百花繚乱。
・・・ではあるのだけれど、その昔、「花」といえば「梅」を指したそうで、「花=櫻」となったのは平安時代以降のこと。中国の影響が色濃い奈良時代が梅、本朝独自の文化が芽生えるとともに桜が好まれるようになっていったのだとか。
万葉集に収められた歌も、梅を詠んだものは桜のそれに対して約3倍。
その頃は桜といってもヤマザクラがほとんどで、それも都心部ではほとんど見られなかったであろうし、桜より一歩先んじて春の訪れを告げる梅の花、梅の香に心惹かれたのであろう。
ウメ(梅、学名:Prunus mume、英: Japanese apricot)は、バラ科サクラ属の落葉高木。バラの仲間とあっては、黒薔薇堂としても捨て置くわけにも参りますまい。
梅もその品種は多く、この梅林にも およそ100品種。蠟梅、寒紅、冬至梅、南高、白加賀、鹿児島紅、豊後、華農玉蝶、思いのまま、武蔵野、et cetera。色も、白から淡紅、濃紅。
品種によって開花時期が微妙に異なるので、訪れるタイミングが難しい?! 蠟梅は散り果てて、冬至梅も見頃過ぎ、濃紅の寒紅と白い南高が満開で、白加賀や鹿児島紅が五分咲き、杏との交雑種である豊後や遅咲きのものはまだこれからといったところ。
が、今日の陽気と開花情報に誘われて、訪問客はかなり多く、ちょっとした混雑。外国人観光客も多いのか、あまりに賑やかで、梅の香りに囲まれての物思いというわけにはいかない。
っていうか、物思いより有酸素運動しなければ。自転車をさらに南に奔らせる。
大阪市内、もうひとつの梅の名所は高津宮。そこまで行くなら、まず愛染さんこと愛染堂(勝鬘院)にお参りしてから。
大切なのは、何より「ご縁」。ここの金堂にお祀りされている愛染明王は主に良縁成就・夫婦和合の本尊。金運にしろ、恋愛運にしろ、仕事運でも、全ては縁(えにし)があってこそ。チャンスを得るのも、それを活かすのもご縁があってこそ。人間一人じゃあ何も出来ない・・・と、つくづく思う今日この頃。
境内にある「愛染めの霊水」は飲むと愛が叶う・・・らしいが、愛、ねェ。どうなんでしょう?
聖徳太子によって創建され、豊臣秀吉が再建したこちらはウメよりカツラ?
ご近所に住んでおられた小説家の川口松太郎が書いた『愛染かつら』のモデルは、この境内に植えられた縁結びの霊木。
秀吉さんが多宝塔を再建された時に、戦勝祈願として、ひと枝に紅色と白色の花が同時に咲く「日月梅(源平の梅)」を献植されたそうで、その梅は第二次世界大戦時の空襲で焼失し、今は「日月梅の碑」が残るばかり。
こちらの境内には、「哲学の椅子」なるものがあって、”仏教とは、宗教であると同時に、正しい心で生きて行くための哲学”であるとのこと。ワタシは信心こそ持ち合わせていないが、考えねばならないことを幾つか抱える。ここに座って、発明・発見が得られるなら・・・。
「腰痛封じの石」もあるが、双方とも、やはり信心あっての効果・・・なのでしょうか?
愛染さんのお隣りは大江神社。こちらも聖徳太子ゆかりではあるのだけれど、お目当ては奥の毘沙門堂前に置かれた狛虎さん。普通の(?)狛犬も都合3対6体も置かれているが、何故か虎を象ったものが1対あって、阪神タイガース・ファンを集めている。その由来は不明ながら、阿形は300年以上前の作と言われている。対をなす吽形はいづこかへ持ち出されてしまったそうで、今置かれているのは2003年に再建されたもの。
ワタシは、阪神ファンではなく、南海時代からの鷹派・・・なのだが、うちにはとらちゃん(仮)がいるからねェ。
難波高津宮に遷都した第16代天皇である仁徳天皇を主祭神とし、祖父の仲哀天皇、祖母の神功皇后、父の応神天皇を左座に、后の葦姫皇后と長子の履中天皇を右座に祀るのが高津宮。こちらも大空襲の折りにそのほとんどが焼失しちゃったらしいが、1961(昭和36)年に再建。
こちらには、再建時からソメイヨシノが植えられて、「桜まつり」には花見客で賑わうが、梅の木も多く、参道にはかつては梅の名所であったことの名残りとして「梅乃橋」が遺る。
その小さな橋の前には石柱が2本。一方には『仁風敷宇宙(じんのかぜうちゅうをしく)』、もう一方には『徳化洽乾坤(とくかけんこんす)』。二つ合わせて、「思い遣りのある風が宇宙に満ち溢れる時、人を思う慈しみは行動となって天地に広がる」という意味になるらしい。両方の頭の文字を繋げると「仁徳」。主神である仁徳帝を表すとのこと。
愛染さんが縁結びなら、こちら、高津宮には「相合坂(縁結び坂)」、「縁切り坂」があって、男女の相性を占ったり、悪縁を断ち切ったり出来るそうなのだが・・・。
梅の香りが香ばしくても、それでお腹は満たされない。時刻はそろそろお昼前。上町ヒルズを駆け下りて、心斎橋方面へ向かう。
ポタリングを再開するとなると、新しいウェアが欲しいところで、TokyoWheelsへそれらを物色に向かいたいが、そちらの開店時間までまだ間がある。それまでに腹拵え。
今日のおひとり様ランチはCAFE GARBでの「日替わりランチ」。今日は『鶏もも肉のキャラメルオニオンバターソース』。
そこそこヴォリュームのあるグリルドチキンは香ばしく焼けて、飴色になったオニオンとバターの風味と相まって、結構なお味。スープがついて、パンかライスかが選べて、そのパンも数種類。これくらいしっかり食べておかないと、体調改善に至らない。結構なお肉で血行促進?!
食後にTokyo Wheels Osaka。狙っていたボディバッグはお取り寄せになるとのことで、来週に再訪。それまでに、心斎橋界隈で、血の滴るようなお肉が食べられるところを見つけておかねば。
本日の結果
Mx:36.60km/h、Av:16.60km/h、Dst:54.95km、Tm:03:18:34
ワタシの身体の中で起こっている異変。
「LOH症候群(late-onset hypogonadism)」だか「男性更年期障害」だか知らないけれど、「加齢男性性腺機能低下症候群(PADAM(partial androgen deficiency of the aging male))」ですか。どうも若い頃ほど無理が効かない。どうにも体調がすぐれない。
それに加えて、ストレスに因る(?)消化機能障害。
どんなに栄養補給しても、それが十分な血液にならず、絶対的な血量不足・・・であるらしい。昨年5月に「急性胃腸炎」での意識消失に前後する頃から続く目眩。
加齢性ほにゃららによるテストステロンの低下か、血量不足によるものか、どちらの影響が強いのか、それとも双方の合わせ技なのか、とにかくフラフラしちゃって自転車に乗るどころではないような・・・。
「貧血で倒れるなんてダイエットし過ぎのお嬢さんみたいじゃん、おっちゃんなのに」と遠慮のない奥様は仰言るが、おっちゃんだから加齢性・・・。若い拵えで、若いフリをしてみても、誤魔化せないのだから仕方ない。
とはいえ、どちらが原因にしろ、しっかり喰って、十分に睡眠をとって、きっちり運動すれば改善する・・・らしい。ふらつくからといってじっと籠っていては逆効果。薬やサプリメントに頼らなくても、有酸素運動とストレッチで克服することが出来る・・・らしい。
ならば、いい加減冬籠りはお仕舞いにして風光る中へと飛び出さねばならぬ。
まァ、考えようによっちゃあ、奥様のお買い物に荷物持ち兼運転手兼お財布(?)として付き従うより、健康のためと称して独りで自転車を奔らせる口実が出来たわけで・・・(にんまり)。
・・・というわけで、とにかく、久しぶりの自転車散歩。
が、いきなり遠くというわけにもいかず「オレの庭」。
Bikerは梅花を目指す!? お花見に参りましょう。
BD-1Rを駆って目指すは大阪城公園。そこに在る梅林。
1974(昭和49)年に、大阪府立北野高校の卒業生(六稜同窓会)が開校100周年事業として、22品種、880本を大阪市に寄付した事で開かれた梅林は、今では約1.7ヘクタールに100品種以上、1,200余本を数える。それが、ほぼほぼ見頃を迎え、満開直前であるとのこと。
今でこそ、多くの洋花が輸入され、栽培もされて、百花繚乱。
・・・ではあるのだけれど、その昔、「花」といえば「梅」を指したそうで、「花=櫻」となったのは平安時代以降のこと。中国の影響が色濃い奈良時代が梅、本朝独自の文化が芽生えるとともに桜が好まれるようになっていったのだとか。
万葉集に収められた歌も、梅を詠んだものは桜のそれに対して約3倍。
その頃は桜といってもヤマザクラがほとんどで、それも都心部ではほとんど見られなかったであろうし、桜より一歩先んじて春の訪れを告げる梅の花、梅の香に心惹かれたのであろう。
ウメ(梅、学名:Prunus mume、英: Japanese apricot)は、バラ科サクラ属の落葉高木。バラの仲間とあっては、黒薔薇堂としても捨て置くわけにも参りますまい。
梅もその品種は多く、この梅林にも およそ100品種。蠟梅、寒紅、冬至梅、南高、白加賀、鹿児島紅、豊後、華農玉蝶、思いのまま、武蔵野、et cetera。色も、白から淡紅、濃紅。
品種によって開花時期が微妙に異なるので、訪れるタイミングが難しい?! 蠟梅は散り果てて、冬至梅も見頃過ぎ、濃紅の寒紅と白い南高が満開で、白加賀や鹿児島紅が五分咲き、杏との交雑種である豊後や遅咲きのものはまだこれからといったところ。
が、今日の陽気と開花情報に誘われて、訪問客はかなり多く、ちょっとした混雑。外国人観光客も多いのか、あまりに賑やかで、梅の香りに囲まれての物思いというわけにはいかない。
っていうか、物思いより有酸素運動しなければ。自転車をさらに南に奔らせる。
大阪市内、もうひとつの梅の名所は高津宮。そこまで行くなら、まず愛染さんこと愛染堂(勝鬘院)にお参りしてから。
大切なのは、何より「ご縁」。ここの金堂にお祀りされている愛染明王は主に良縁成就・夫婦和合の本尊。金運にしろ、恋愛運にしろ、仕事運でも、全ては縁(えにし)があってこそ。チャンスを得るのも、それを活かすのもご縁があってこそ。人間一人じゃあ何も出来ない・・・と、つくづく思う今日この頃。
境内にある「愛染めの霊水」は飲むと愛が叶う・・・らしいが、愛、ねェ。どうなんでしょう?
聖徳太子によって創建され、豊臣秀吉が再建したこちらはウメよりカツラ?
ご近所に住んでおられた小説家の川口松太郎が書いた『愛染かつら』のモデルは、この境内に植えられた縁結びの霊木。
秀吉さんが多宝塔を再建された時に、戦勝祈願として、ひと枝に紅色と白色の花が同時に咲く「日月梅(源平の梅)」を献植されたそうで、その梅は第二次世界大戦時の空襲で焼失し、今は「日月梅の碑」が残るばかり。
こちらの境内には、「哲学の椅子」なるものがあって、”仏教とは、宗教であると同時に、正しい心で生きて行くための哲学”であるとのこと。ワタシは信心こそ持ち合わせていないが、考えねばならないことを幾つか抱える。ここに座って、発明・発見が得られるなら・・・。
「腰痛封じの石」もあるが、双方とも、やはり信心あっての効果・・・なのでしょうか?
愛染さんのお隣りは大江神社。こちらも聖徳太子ゆかりではあるのだけれど、お目当ては奥の毘沙門堂前に置かれた狛虎さん。普通の(?)狛犬も都合3対6体も置かれているが、何故か虎を象ったものが1対あって、阪神タイガース・ファンを集めている。その由来は不明ながら、阿形は300年以上前の作と言われている。対をなす吽形はいづこかへ持ち出されてしまったそうで、今置かれているのは2003年に再建されたもの。
ワタシは、阪神ファンではなく、南海時代からの鷹派・・・なのだが、うちにはとらちゃん(仮)がいるからねェ。
難波高津宮に遷都した第16代天皇である仁徳天皇を主祭神とし、祖父の仲哀天皇、祖母の神功皇后、父の応神天皇を左座に、后の葦姫皇后と長子の履中天皇を右座に祀るのが高津宮。こちらも大空襲の折りにそのほとんどが焼失しちゃったらしいが、1961(昭和36)年に再建。
こちらには、再建時からソメイヨシノが植えられて、「桜まつり」には花見客で賑わうが、梅の木も多く、参道にはかつては梅の名所であったことの名残りとして「梅乃橋」が遺る。
その小さな橋の前には石柱が2本。一方には『仁風敷宇宙(じんのかぜうちゅうをしく)』、もう一方には『徳化洽乾坤(とくかけんこんす)』。二つ合わせて、「思い遣りのある風が宇宙に満ち溢れる時、人を思う慈しみは行動となって天地に広がる」という意味になるらしい。両方の頭の文字を繋げると「仁徳」。主神である仁徳帝を表すとのこと。
愛染さんが縁結びなら、こちら、高津宮には「相合坂(縁結び坂)」、「縁切り坂」があって、男女の相性を占ったり、悪縁を断ち切ったり出来るそうなのだが・・・。
梅の香りが香ばしくても、それでお腹は満たされない。時刻はそろそろお昼前。上町ヒルズを駆け下りて、心斎橋方面へ向かう。
ポタリングを再開するとなると、新しいウェアが欲しいところで、TokyoWheelsへそれらを物色に向かいたいが、そちらの開店時間までまだ間がある。それまでに腹拵え。
今日のおひとり様ランチはCAFE GARBでの「日替わりランチ」。今日は『鶏もも肉のキャラメルオニオンバターソース』。
そこそこヴォリュームのあるグリルドチキンは香ばしく焼けて、飴色になったオニオンとバターの風味と相まって、結構なお味。スープがついて、パンかライスかが選べて、そのパンも数種類。これくらいしっかり食べておかないと、体調改善に至らない。結構なお肉で血行促進?!
食後にTokyo Wheels Osaka。狙っていたボディバッグはお取り寄せになるとのことで、来週に再訪。それまでに、心斎橋界隈で、血の滴るようなお肉が食べられるところを見つけておかねば。
本日の結果
Mx:36.60km/h、Av:16.60km/h、Dst:54.95km、Tm:03:18:34
2018-03-04 23:59
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