Smoke On the Water [散歩・散走]
今日も「京都輪行ポタリング」に出掛けようかとも思ったが、古都は大きな祭り、その前祭に向けて盛り上がりを見せるところで混雑が予想され、今月いっぱい市内では自転車は遠慮した方が良さそうで、しかも今回の目的にしていた半夏生の咲くお庭の公開は6日(木)でお仕舞いとのこと。どうもゴールデンウィーク以来予定が1~2週分ズレ込んでしまって、うまく回らない。
それなら宇治なり伏見なり、他があるにはある。半夏生がダメなら桔梗や名残りの紫陽花という手もあるが、梅雨明けが待たれるはっきりしないお天気がその出脚を挫く。
それなら宇治なり伏見なり、他があるにはある。半夏生がダメなら桔梗や名残りの紫陽花という手もあるが、梅雨明けが待たれるはっきりしないお天気がその出脚を挫く。
なにも輪行ばかりがポタリングの醍醐味では無い。本来は自走してこその自転車である。
振り返って、「オレの庭」。
何か目的となるものは無いかとサーチすれば、長居植物園の大池に咲くハスが見頃で、花の開花時間に合わせて開園も早まり、今日と明日は「ハスまつり」なるイベントも催されるとのこと。
長居公園ならば、自宅から約20㎞で、ポタリングには手頃な距離でもある。
折しも、次に迫る七十二候が、二十四節季「小暑」の次候「蓮始開(はす はじめて はなさく)。見習いたいほど、植物たちはスケジュール通り、暦どおりに生活している。
6時半過ぎに自宅を出る。距離的には大したことはないのだが、梅田、難波、天王寺、繁華な場所を縦断するコースはどこを走っても、如何せん信号が多く、STOP&GOを強いられる。が、そこはそれ、走り慣れたる「オレの庭」。新しくオープンしたカフェなどの所在や環境を確認しつつ、それこそ縦横無尽に走り抜けて、植物園の入り口前に辿り着いたのがちょうどオープンの07:30。
開園直後ではあるが、多くのギャラリーが集うのはやはり園内の大池。その隙間に潜り込んでみると、大きなハスの葉が水面を覆うほどに繁茂し、その合間から、神々しいまでに清らかに白い花が其処彼処、まだ蕾であるもの、すでに花弁を散らして花托だけになったものまで合わせてと、幾つあるのか分からないほど、その細長い茎を水面に揺らしている。
まだ梅雨明けとならない大阪。今日もあいにくの曇り空で、水に映るのはスモーキーグレーの空色。その僅かな光りを集めるかのように白く輝く。
と、よく見れば、薄紅色に染まる花弁や、先端部だけピンクに縁取られたものもあって、そちらも愛らしい。
ハス・・・、「蓮」のほかに、「荷」または「藕」の字を当てるが、花弁を散らした後の花托が蜂の巣に見えることから古くは「はちす」と呼ばれ、それが転訛したとされる。現代人の眼から見れば、蜂の巣というよりシャワーヘッド?!
水中で育つ根っこの部分は、もちろん「レンコン(蓮根)」。蓮の実や葉も漢方などに用いられ、花弁はベトナム料理につきものの(?)蓮茶に利用される。
7月の誕生花で、夏の季語。花言葉は、(何故か、)「雄弁」。早朝に咲いて、昼には閉じてしまう水生植物は、何を語るのか。
同じ水生植物ではあるが、よくよく観察するとスイレンとは似て非なるもの。
ハスが被子植物・真正双子葉類・ヤマモガシ目・ハス科であるのに対して、スイレンは被子植物・スイレン目・スイレン科。かなり古い時代に別れた、かなり遠い親戚。水中に地下茎を張って、水上に葉や花を繁らせる、その形態は環境に依る要因が大きいのか。
「子育ては実験」と嘯いて、子供の発育は、遺伝に因る要因、環境に拠る影響、何が強いのかと奥様と議論したことがある。18年経って、18歳となったうちの息子さん。ワタシは遺伝:環境=3:7くらいでほぼほぼ理想通り育ってくれたと思うのだが、奥様や他の人たちは100%パパそっくり、外的要因より遺伝子の勝ちなどと仰る。果たして・・・。
閑話休題
ハスに似て非なるスイレンは池の裏側。こちらも水の上に多くの葉を繁らせて、艶やかな花を咲かせる。
ハスとスイレン、その花は「蓮華」とも呼ばれ、仏教伝来とともに日本に齎されたのだとか。十万億の仏土を隔てる西方浄土には大きな蓮華が浮かぶ池があり、聖花として仏様が座する台座となる。。
スイレンについては、コチラ(→記事参照)や此方(→記事参照)でイジっているので、以下同文。
長居植物園は、24.2ヘクタールの広さを誇り、そこに約1,200種類の植物が集められている。
名残りの紫陽花は緑濃い森の中。バラ園にも僅かに花が残り、ムクゲやタイサンボク、ヘメロカリス属が今は見頃。
大池には、2001年に北海道旭川市旭山動物園で生まれて、2008年に長居植物園へと贈られた2羽の白鳥(コブハクチョウ)がいて、優雅な姿を観せている。その睦じい仲を邪魔したくはないが、人懐っこいのか、ヒトの姿を認めると寄って来てくれるのだとか。
時間惜しみせずに花を眺めていたいが、スモーキーグレーの空にも晴れ間が広がって気温も高くなって来た。甲羅干しどころか干物になってしまうぞ、カメ!!
ハスの花が閉じる前に朝食に向かわねば。ハスより先にワタシのお腹が凹んで来たよ。
「ハスまつり」ということで大池端にピッツァやジェラート、カレーとナンのブースが出展していたのだが・・・。
「オレの庭」、そこでの遅い朝食は、蓮茶・・・ではなく、香り高い紅茶とともに。Carlton Tea Roomのモーニング。「スタンダード」、「スペシャル」、「デラックス」と3種類ある中で、「デラックス」をチョイス。タマゴサンドとヨーグルト、サラダのワンプレート・セット。これで充分過ぎるくらいにお腹いっぱい。
晴れては来たけれど、それに連れて温度が急上昇。明日は「日曜ガムラン」が控えているので、それに向けて体力も温存しておかないといけない。満腹、満足なうちに帰宅の途。
カスタマイズのご相談に自転車屋さんに寄り道するつもりでいたが、勢い余って通り過ぎちゃったのは内緒の話し。
『Smoke On the Water』は、ワタシが”兄さん”と慕う故Jon Lordが在籍したDeep Purpleの代表曲にして、それこそ35億人くらいのロック少年・ロック少女がコピーした定番曲。あのイントロ〜リフを知らないヒトはいないんじゃあないかというくらいのスタンダードではあるが、歌詞の内容はホテルが燃えちゃったというお話し。だから、どうした?!
本日の結果
Mx:33.10km/h、Av:18.90km/h、Dst:39.23km、Tm:02:04:10
振り返って、「オレの庭」。
何か目的となるものは無いかとサーチすれば、長居植物園の大池に咲くハスが見頃で、花の開花時間に合わせて開園も早まり、今日と明日は「ハスまつり」なるイベントも催されるとのこと。
長居公園ならば、自宅から約20㎞で、ポタリングには手頃な距離でもある。
折しも、次に迫る七十二候が、二十四節季「小暑」の次候「蓮始開(はす はじめて はなさく)。見習いたいほど、植物たちはスケジュール通り、暦どおりに生活している。
6時半過ぎに自宅を出る。距離的には大したことはないのだが、梅田、難波、天王寺、繁華な場所を縦断するコースはどこを走っても、如何せん信号が多く、STOP&GOを強いられる。が、そこはそれ、走り慣れたる「オレの庭」。新しくオープンしたカフェなどの所在や環境を確認しつつ、それこそ縦横無尽に走り抜けて、植物園の入り口前に辿り着いたのがちょうどオープンの07:30。
開園直後ではあるが、多くのギャラリーが集うのはやはり園内の大池。その隙間に潜り込んでみると、大きなハスの葉が水面を覆うほどに繁茂し、その合間から、神々しいまでに清らかに白い花が其処彼処、まだ蕾であるもの、すでに花弁を散らして花托だけになったものまで合わせてと、幾つあるのか分からないほど、その細長い茎を水面に揺らしている。
まだ梅雨明けとならない大阪。今日もあいにくの曇り空で、水に映るのはスモーキーグレーの空色。その僅かな光りを集めるかのように白く輝く。
と、よく見れば、薄紅色に染まる花弁や、先端部だけピンクに縁取られたものもあって、そちらも愛らしい。
ハス・・・、「蓮」のほかに、「荷」または「藕」の字を当てるが、花弁を散らした後の花托が蜂の巣に見えることから古くは「はちす」と呼ばれ、それが転訛したとされる。現代人の眼から見れば、蜂の巣というよりシャワーヘッド?!
水中で育つ根っこの部分は、もちろん「レンコン(蓮根)」。蓮の実や葉も漢方などに用いられ、花弁はベトナム料理につきものの(?)蓮茶に利用される。
7月の誕生花で、夏の季語。花言葉は、(何故か、)「雄弁」。早朝に咲いて、昼には閉じてしまう水生植物は、何を語るのか。
同じ水生植物ではあるが、よくよく観察するとスイレンとは似て非なるもの。
ハスが被子植物・真正双子葉類・ヤマモガシ目・ハス科であるのに対して、スイレンは被子植物・スイレン目・スイレン科。かなり古い時代に別れた、かなり遠い親戚。水中に地下茎を張って、水上に葉や花を繁らせる、その形態は環境に依る要因が大きいのか。
「子育ては実験」と嘯いて、子供の発育は、遺伝に因る要因、環境に拠る影響、何が強いのかと奥様と議論したことがある。18年経って、18歳となったうちの息子さん。ワタシは遺伝:環境=3:7くらいでほぼほぼ理想通り育ってくれたと思うのだが、奥様や他の人たちは100%パパそっくり、外的要因より遺伝子の勝ちなどと仰る。果たして・・・。
閑話休題
ハスに似て非なるスイレンは池の裏側。こちらも水の上に多くの葉を繁らせて、艶やかな花を咲かせる。
ハスとスイレン、その花は「蓮華」とも呼ばれ、仏教伝来とともに日本に齎されたのだとか。十万億の仏土を隔てる西方浄土には大きな蓮華が浮かぶ池があり、聖花として仏様が座する台座となる。。
スイレンについては、コチラ(→記事参照)や此方(→記事参照)でイジっているので、以下同文。
長居植物園は、24.2ヘクタールの広さを誇り、そこに約1,200種類の植物が集められている。
名残りの紫陽花は緑濃い森の中。バラ園にも僅かに花が残り、ムクゲやタイサンボク、ヘメロカリス属が今は見頃。
大池には、2001年に北海道旭川市旭山動物園で生まれて、2008年に長居植物園へと贈られた2羽の白鳥(コブハクチョウ)がいて、優雅な姿を観せている。その睦じい仲を邪魔したくはないが、人懐っこいのか、ヒトの姿を認めると寄って来てくれるのだとか。
時間惜しみせずに花を眺めていたいが、スモーキーグレーの空にも晴れ間が広がって気温も高くなって来た。甲羅干しどころか干物になってしまうぞ、カメ!!
ハスの花が閉じる前に朝食に向かわねば。ハスより先にワタシのお腹が凹んで来たよ。
「ハスまつり」ということで大池端にピッツァやジェラート、カレーとナンのブースが出展していたのだが・・・。
「オレの庭」、そこでの遅い朝食は、蓮茶・・・ではなく、香り高い紅茶とともに。Carlton Tea Roomのモーニング。「スタンダード」、「スペシャル」、「デラックス」と3種類ある中で、「デラックス」をチョイス。タマゴサンドとヨーグルト、サラダのワンプレート・セット。これで充分過ぎるくらいにお腹いっぱい。
晴れては来たけれど、それに連れて温度が急上昇。明日は「日曜ガムラン」が控えているので、それに向けて体力も温存しておかないといけない。満腹、満足なうちに帰宅の途。
カスタマイズのご相談に自転車屋さんに寄り道するつもりでいたが、勢い余って通り過ぎちゃったのは内緒の話し。
『Smoke On the Water』は、ワタシが”兄さん”と慕う故Jon Lordが在籍したDeep Purpleの代表曲にして、それこそ35億人くらいのロック少年・ロック少女がコピーした定番曲。あのイントロ〜リフを知らないヒトはいないんじゃあないかというくらいのスタンダードではあるが、歌詞の内容はホテルが燃えちゃったというお話し。だから、どうした?!
本日の結果
Mx:33.10km/h、Av:18.90km/h、Dst:39.23km、Tm:02:04:10
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