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新たな"リクセン化" [自転車のこと]

暑い暑いと言いつつも、暦だけは秋を迎え、ほんの少しだけ夕暮れが早まったような気がする。弔事もひと段落し、幾分か生活も落ち着いて、自由な時間も増えつつある。暫く控えていた輪行を交えたポタリングにも出掛けたいと考える。
九月は街中で、音楽や自転車の、それぞれ恒例のイベントが控えているので、それを終えれば行楽シーズン。それに向けて、ほんの少しだけ、プチカスタマイズ・・・というか、車載バッグの新作をデザインしてみる。

 

BD-1の造形に惹かれて、それを多用途に使えるようマルチロール仕様に仕上げたのだもの、そのフォルムも壊したくないし、バイクがオーヴァーデコラティヴになるのも嫌なら、重くなってしまうのは問題外の埒外の論外。
マルチロールで、買い物にも出掛ければ、輪行にも使いたいけれど、メイン・ミッションはカフェ巡りの街散走。近場の近距離とはいえ、ビュンビュン奔りたいから、出来るだけ軽量に止めることが望ましい。

BD-1はフォールディング・バイクで、それ自体、ライド・モードからバゲッジ・モードへトランスフォームするのが萌え要素。シンプルでライトウェイトなカフェ・レーサー・スタイルを基本フォームとして、ラゲィジ機能はデタッチャブルで、ユーズに応じてチェンジするのがコンセプト。ならば、アクセサリーも同様にヴァリアブルするのが正しいハウツウ(カタカナ過多)!?

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CATEYE RAPID3

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fi'zi:k ICS blink light

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fi'zi:k SADDLE PA:K ICS S


そのために、ハンドルポストにリクセンカウル(Rixen&Kaul)のアタッチメントを装備して、サドルもI.C.S.(Integrated Clip System)を備えたフィジーク・アリオネ(fi'zi:k Arione)にしている。

基本フォームの際は、リクセンカウル・アタッチメントには何も取り付けず、I.C.S.にはSaddle Bag TA:KE + CATEYE RAPID3を装備。合成樹脂製のサドルバッグの中には、予備のチューブ(SCHWALBE SV-6)1本とSCHWALBE タイアレバー3本セット1組と超小型の携帯ポンプAIRBONE ZT-702 SUPERNOVA PUMPをひとつ。もちろん、パンクなんてしないに越したことはないし、いざとなれば輪行で帰宅する手もあるが、まァ、パンク対応はもしもの備え。パンク対応セットを省いて、テールライトをサドルに直付けする方が、軽量化にもなるし、カフェ・レーサー的に潔いのだが・・・。
より軽量コンパクトなSADDLE PA:K ICS SICS blink lightも買ってはみたものの、サドルバッグはちょっと小さ過ぎてさほど役には立たないし、そのテールライトは暗過ぎて街中では夜間でさえ殆ど機能しない。変形合体という萌え要素を満たすだけ(→記事参照)??
で、そのSaddle Bag TA:KEが、約2年使って、壊れてしまったっと(→記事参照)。

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RIXEN&KAUL Front Attachment KF810 + Extension Adapter + TIOGA FRONT BAG HOLDER
基本仕様:リクセンカウル・フロントアタッチメントをハンドルポストに装備するために、
同・エクステンションアダプターとタイオガ・フロントバッグホルダーを取り付けてある。

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POTTERING FORM (MONT-BELL CYCLE FRONT BAG)
散走仕様1:"リクセン化した「モンベル・サイクルフロントバッグ」

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TOURING FORM (ORTLIEB ULTIMATE 6M CLASSIC(M)・BLACK)
散走仕様2:無改造でリクセンカウルとアタッチメント出来る「オートリープ・アルティメイト6M クラシック」

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SHOPPING FORM (RIXEN&KAUL SHOPPER COMFORT MINI)
買物仕様:リクセンカウル・ショッパーコンフォート・ミニ

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COMMUTING FORM (MUJI BUSINESS BAG)
通勤仕様:"リクセン化"した「無印良品・ビジネスバッグA4サイズ」

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そして、ANPANMAN(笑)

カフェ・レーサー・スタイルをスタンダードに、短い街乗りの場合は"Pottering Form"として"リクセン化"したモンベル・サイクルフロントバッグ(→記事参照)。買い物用の"Shopping Form"にはリクセンカウル・ショッパーコンフォートミニを用意。"Touring Form"としてORTLIEB ULTIMATE 6M CLASSIC(M)・BLACK(→記事参照)。実用化していないが"Commuting Form"として"リクセン化"を施した無印良品ビジネスバッグは通勤仕様(→記事参照)。それぞれフロント・アタッチメントに取り付けることになる。
さほど携帯品を多く持たないワタシの場合、その何れもが、積載機能としては充分、ショッパーコンフォートミニがちょっと重いけれど、見た目も悪くないし、走行には何の問題もない。

が、しかし・・・。

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20インチ化してからサドル高が地上から1,000㎜を超えて、もともとBBハイトの高いBD-1は"Low Gravity"を謳う割りには重心位置がより高くなってしまい、駐輪時のバランスがヒジョーに悪い。悪くなってしまった。20インチにしたうえに、ハンドルをドロップタイプに換装、クランクセットを「ホローテック」にも似た中空構造を持つ軽量なカーボンコンポジット製に変えたこと(→記事参照)で、上下のバランスが反転、走行には支障はないが、駐輪時の自立性が甚だ悪い。走行性能優先で、駐輪時の自立性までは考慮していないのだから仕方ない。そういえば、いつの年式からか"Low Gravity"のロゴは消された。
大きなフロントバッグを取り付けると尚更トップヘビーになって、独り立ちし辛い。後輪側、リア・スイングアームだけ折り畳んだ"お座り状態"でもさほど変わらず、停め置く場合は出来るだけフロントバッグは外す。カフェの店頭などに長い時間駐輪する場合は、風などに煽られて転倒しないように、シートポストを一番下まで沈めておく。なんなら、ハンドルポストも倒しておけ。色々と配慮が必要になってしまった。

で、思見する。

多少なりとも"Low Gravity"・・・低重心化するために、サドルバッグをなんとかしたい。
なんなら、パンク対応セットを排除する。いざとなったら、輪行で帰るか、思い切って捨て置いて歩いて帰ってやる。・・・というわけにもいかないので・・・。

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ワタシのBD-1Rには、さらに変形合体機能の一環として、リクセンカウル・ボトルクリックを装備している。その名の通り、ボトルケージを取り付けて、尚且つ、簡単に着脱出来るアクセサリー(→記事参照)。
基本フォームの時は、少しでも軽量化、アタッチメントだけ車体に残してケージは外しておく。殆ど街乗りで、カフェ巡りが主用途なのだから、あまりボトルを必要としない。コンビニエンスストアや自動販売機も多い街中なら、よほどに暑い日照りの時以外、飲み物を携帯する必要がないと考える。ツーリング・フォームなど長く走る場合のみ、ボトルケージ&ボトルを取り付ければいい。

そのボトルクリックは、ボトルケージ用のダボ穴を持たないBD-1の短いシートチューブに備え付けてある。そこが一番目立たず、重量バランスがいい。というか、他につける場所がない。ハンドルバーやハンドルポストではペダリングの妨げ、膝をぶつけてしまう。折り畳む際もちょっと邪魔。
十分に低い位置にあって、着脱可能なら、ここにサドルバッグに変わる小さなバゲッジ・アクセサリーをぶら下げてしまおうというのが今回のテーマ。

"デザイン"というと大層だけど、車載バッグとして適当なものを"リクセン化"する。これなら楽チンでしょ。

今回はリクセンカウル・ボトルクリックを使った、プチ・リクセン化フロント・アタッチメントほど大きく重いものはつけられないし、小さなポーチならなんでもいいかというとそうもいかない。適度な大きさで、もちろん軽量で、内容物をしっかり保護してくれて、見た目にカワイイのが好ましい。というわけで、小さめのカメラバッグから物色し、選んだのがコチラ。

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モンベル ライト フォトショルダーバッグ XS

内容物を保護してくれて、自立出来るくらいしっかりした作りのカメラバッグは"リクセン化"の対象としてピッタリ。容量的にも6〜7L前後のものも多くて、それはフロントバッグ(ハンドルバーバッグ)としてジャストサイズ。それより小さめの2〜4Lサイズはサドルバッグやシートポストバッグとして加工する。
今回選んだ「モンベル ライト フォトショルダーバッグ」のように中仕切りを取り外し出来るものは、それだけ自由度も高くなる。ショルダー・ストラップを付け外し出来るので、必要となれば、車体から外して持ち歩くにも好都合。
"カメラ女子"向けにカワイイ系も増えて、お値段も手頃というのがありがたい。
モンベル ライト フォトショルダーバッグ」は「XS」から「L」まで、4サイズでの展開。今回はシートポストバッグとして最小の「XS」を選んだ(というかたまたま以前から部屋に転がっていた)が、「L」をフロントバッグ化して前後お揃いというのもオシャレかもしれない。
因みに、「XS」が高さ12(11)×幅17(16)×奥行き9(8)cm、181g。「S」が18(17)×22(21)×12(11)cm、295g。「M」が20(19)×幅28(27)×奥行き12(11)cm、342g。「L」が22(21)×幅32(31)×奥行き15(14)cm、368g。( )内の数字は内寸。

行き先、用途によって、フロント・アタッチメントに装着する中〜大型とボトルクリックにフィットする小型バッグの組み合わせる。
自転車を複数台乗り分ける場合、それぞれに共通のアタッチメントを取り付けておけば、バッグは共有化で付け外し。
自転車を折り畳む際や輪行時に邪魔にならなければなお結構。自転車自体のカスタマイズもいいけれど、アクセサリで個性を際立たせるのも他車との差別化に有効。ワタシの場合、フレームカラーのMercury Blueを際立たせるために、それ以外は無彩色に抑えるのをルールとしているが、装備品をカラフルにして、よりポップにしても悪くはない。

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今回はトライアルとして、手持ちの「モンベル ライト フォトショルダーバッグ XS」を使ってみたが、フラップ・ストラップやウエスト・テープが少々邪魔。容量的にはもう少し小さくても平気なので、手頃なものを見つけて次第、「プチ・リクセン正式採用1号」としたいと思う。

 


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