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ナットウ・リターン?! [散歩・散走]

七月十日は何の日?
"ながつとうか"で「納豆の日」。
というわけで、大阪市福島区界隈に点在する40店舗の飲食店などで開催中なのが「第5回 福島ネバル」。
納豆をテーマにした、いわゆる"バル・イベント"で、納豆だけに「ネバル」・・・(笑)。エリアも福島だけにとどまらず、広がりを見せて、開催地も参加店舗も年々増加の一途。

 

今年で5回目を数える「福島ネバル」は、売上金の一部を義援金として東北や福島県に贈ろうという復興支援飲食イベントで、納豆をテーマにしたバル・イベント。福島区と福島県、名称が似ているご縁で始まった企画であるとのこと。今回は、8日(金)〜10日(日)の三日間。
多くの協賛店は福島区内に集中しているが、市内北区、西区、中央区、大阪府高槻市のお店にも飛び火し、総数40店舗にもなる。が、そこはそれ、手軽に回れる近場がよろしい。
今年の「第5回」は"カラフル納豆"を使ったレシピということで、各店舗が趣向を凝らした、それこそ色とりどりなオリジナル・メニューを展開する中、ワタシが目指すものと言ったら・・・。

が、それはランチとして、その前に・・・。

今日は父の「小練忌(五七日)」で、早朝から堺の実家に向かい、閻魔大王のお裁きを受けている(?)亡父に多少なりともいい判決が言い渡されるよう、遺されたワタシたちが現世から祈り続けて、満中陰まであと2週。亡くなった日から7日ごと7回の法要・・・中陰も半ばを過ぎた。四十九日目にジャッジメントが確定するのかどうかは分からないが、それまでささやかな法要が続く。
お導師さまが雨の中をお帰りになられて、「小練忌」供養もお終い。昼飯を食って帰れという母にまた来週と詫びながら、雨中を大阪市内へと戻る。

福島ネバル」に参加するお店の中、カレーを供するショップは2軒。他にも、スパニッシュ・アヒージョやらナポリタン・スパゲティやらチャイニーズだとかお酒のおつまみ向きなレシピもあるが、おひとり様ランチはやっぱりカレー!!!! さて、どちらにするかと悩みながら、選んだのはカレー屋SUNが手掛ける「カラフル納豆とえびアボカドのピリッとカレー」。
ネバル」のテーマ食材である「カラフル納豆」と海老がさっと素揚げされて、それに対してディープ・フライドされた細切りポテトと、フレッシュなアポカド。それらがライスの上にこんもりとトッピング、フルーティでスパイシーなルゥがそれを取り囲む。見るからに、ヤバそうなくらい、美味そうな。

とはいうものの、実はワタシ、この世に生を受けて二十八年とちょっと(!?)、納豆が苦手で、生まれてからクチにしたのは2度か3度ほどだったが、昨年の「第4回 福島ネバル」でチャレンジ実食し、見事に苦手克服・・・というか、食わず嫌いを解消。自宅でもフツーに食せるようになったばかり(→記事参照)。

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納豆の宝石箱やァァッ!! ・・・みたいな(笑)

因みに今回使われる「カラフル納豆」というのは、大豆(フクユタカ大豆・三重県産)、黒大豆(光黒大豆・北海道産)、うずら豆(北海道産)、大福豆(北海道産)、青大豆(秋田県産)、赤大豆(島根県産)、えんどう豆(北海道産)の七種類の国産大豆を使った納豆で、そのままでも食べやすく仕上がっているらしい。

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お行儀悪いが、鼻を近づけて、くんかくんかと匂いを嗅いでみる。カレーのスパイス臭が勝って、納豆臭はさほど感じられない。スプーンでひと掬い、クチに含んでみる。発酵食品らしさが希薄で、フツーのお豆っぽい?! わずかに糸を引く感触はあるものの、全然食べられる。
とろけるようなフレッシュ・アボカドとカリカリに揚げられた細切りポテトの食感のギャップ。殻を半分残し、それまで食べられるようにカラッと揚げられた海老もプリプリとしてもちろん美味。フルーティで優しい口当たりの中にピリッと締まったスパイシーな刺激を隠すルゥ。一見アンバランスに見えて、それが絶妙に調和するのが面白い。
で、あっという間に完食。 意外・・・というか、マジ美味いッス!!

昨年の「第4回」でも同店で「ネバル」メニューを頂いたのだが、その「アボカドとツナとカラフル納豆のカレー」を超えるものを感じる。似ているけど違う。ツナよりエビ。エビとアポカドの相性がすごくいい。納豆もそれを邪魔しない。定番化されてもいいのではないかと思うくらい。

カレーでお腹は満たされたが、それだけじゃあちょっと物足りない。といって、納豆ベースのスイーツやおやつの類は・・・? あるのン?!

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福島区の隣り、北区にあるS'n緑an。何度も通った行きつけのギャラリーカフェもこのイベントに参加している。昨年は「カラフル納豆で冷やしそうめん」とご飯もの(?)。今回用意されたそのメニューは「カラフル納豆を包んだ2種の薬膳あんだんご」。
一見フツーのお団子。ひとつはこし餡、もうひとつはそれを芥子の実でコーティング。が、その中には「カラフル納豆」が仕込まれて、薬膳効果のあるナッツ類も加えられて、カラダに良さげな豆尽くし。ん?! ナッツは豆じゃあない!?
納豆とアンコ、相性的にどうなの?? ・・・と思いの外、豆同士だからか、それほど違和感はない。というか、「カラフル納豆」はそれほど主張しないから、それほど納豆然としていなくて、歯ごたえ的にはナッツに近いから、アンコとナットウとナッツの三角関係が、遠くて近い、近くて遠い、絶妙のハーモニーを醸し出す。旨い。美味くて、面白い。始終食べたいと思うほどではないにしろ、誰かを驚かせるのにもってこい。

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一緒に頂いたお茶は、ミントと菊花をブレンドしたハーブティー。
ミントは解熱作用があって、頭や顔の火照りを取ってくれるのだとか。炎天下のポタリング後にぴったり? 消化不良、吐き気、気管支炎なども抑制すると、まさに万能薬。花言葉は、美徳、効能、爽快、有徳な人、かけがえのない時間。いつもバタバタと落ち着かないワタシが静かな和みの時を得るのに相応しい?

第5回 福島ネバル」は、驚きと癒しを伴って、楽しませて頂いた。来年「第6回」が開催されるなら、今度こそ土・日の2日間を費やしたいと思うのだが・・・、さて、どうなることやら。


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