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Do you know Annelies Marie Frank? [散歩・散走]

日曜日、夜勤明けとはいえ、走らずにはいられないような快晴のポタ日和。今日はBD-1Rを伴って、"なんちゃってヒルクライム"を兼ねて、兵庫県西宮市甲陽園の「聖イエス会 アンネのバラの教会」を目指します。

 

アンネのバラの教会」は阪急甲陽園駅から甲山に向かう途中、麓辺りに位置する小さな教会。「アンネの日記」の著者として知られるユダヤ系ドイツ人の少女アンネリース・マリー・フランク(Annelies Marie Frank 1929年6月12日 - 1945年3月上旬)の父オットー・フランク(Otto Heinrich Frank 1889年5月12日 - 1980年8月19日)との交流をきっかけに、アンネ生誕50周年の1979年に計画され、1980年4月に建てられたそうで、その名が示す艶やかなバラは1972年のクリスマスにオットーさんから友情のしるしとして贈られたもの。
オットーさんはアンネ・フランクのおとうさん。はい。
通称『アンネのバラ』は正式名称を『Souvenir d'Anne Frank(アンヌ・フランクの追憶)』といい、ベルギーの園芸家が作出した新種のバラ。それがオットーおとーさんに進呈されて、そのうちの数本が日本にプレゼントされたとかで、今ではそこここのバラ園で見つけることが出来るのだけど、由緒正しさはやはりこの教会なのでしょう。
オットーさんはエーディト・フランク(Edith Frank 1900年1月16日‐1945年1月6日)のおっと。はい。

涼しいうちに家を出て、ひと息に西宮市まで走り、阪急夙川駅から"夙川さくら道"を辿る。
葉桜と松の木が並木となって少しく旅情を誘うが、ここら辺りが"なんちゃってヒルクライム"の序盤。目的地直前は、1級山岳コースなみ(?)の、胸つくくらいの激坂となって小径車にはちょっとキツイ。が、そこは"ザクとは違うのだよ! ザクとは!"と言える、スペシャライズでパーソナライズなカスタマイズを施したYMS-07B「先行試作型ジフ」BD-1R。スイスイとはいかないけれど、20inch×22speed化の効果もあって、なんとか登り切る。

先週交換したリアディレイラのプーリーセット。SHIMANO 105DURA-ACEのガイド&テンション・プーリーを移植したが、「軽ッ!!!!」という印象は希薄ながら、しっとりとした触感を伴って、スムーズで円滑な印象となった。ノーマル・プーリーの時と比べて、1〜2段重いギアでも踏めるようになった。その結果として、速度域も上がったようで、快速っぷりが向上。
22速の組み合わせは、フロントが39-53T、リアが11-28Tで、その内訳は"11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T"。以前は市街地では5速(19T)を中心に3〜7速が常用域、8速から上はオーバードライヴ扱いで、1〜3速はフロント・インナーギアと組み合わせて超ロー・レシオとして用いていた。プーリーを換装してからは5速スタートで9〜10速まで使い切れるようになった・・・ような気がする。
平坦路〜下りは快速快適になったが、だからといって、登りが楽になるかというと、これがならない。多少スムーズに回せる分楽なのだけど、39×28Tでもツライところもある。
これほど効果があるのなら、DURA-ACE化を進めてしまおうかと血迷ってしまいそう。クランクセットは高価なFSA製のカーボンコンポジットをインストールしているので変えたくない。カセットスプロケットをDURA-ACEの"12-28T(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25-28)"にして、ローラーチェインもそれに合わせたグレードを選べば、22speedをフルに使い切ることが出来る・・・かな?!
小さな自転車に22速はオーバースペックかもしれない、DURAは贅沢かもしれないが、それで快適快速なら誰にも文句は言わせません!! STIや前後のディレイラまで変えてしまうと、多少豪勢に過ぎる・・・やろねェ。

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徒歩の場合、こんな急階段を上って来なくてはならない。

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少々入り組んだ住宅街にある小さな教会。何故か、googleマップでは、「アンネのバラの教会」ではヒットせず、「アンネ・フランク資料館」として登録されている。Appleマップでは「アンネのバラの教会」で検索出来る。Apple Watchのナビに導かれて、教会前に到着した時は、ハアハアゼイゼイ、ハアハアゼイゼイ、ハアハアゼイゼイ、膝がガクガク笑っていながらも、心地いい達成感。

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そんなワタシをアンネリース・マリー・フランクも笑って見ている・・・ような。
小さなバラ園の見頃は先週頃だったそうで、台風6号の影響もあって花数も減ってしまったらしいが、Souvenir d'Anne Frankは鮮やかなオレンジ〜ゴールドの花弁を楚々とそよがせながら、芳しい香りで出迎えてくれた。
ベルギーのジャルディニエ、ヒッポリテ・デルフォルヘが8年もの歳月を掛けて作出したそのバラは、母親がレーブ・ド・カプリ、父親がシャントクレアという品種だそうで、フロリバンダ種、花形は丸弁盃状咲き。花は変色する性質を持っていて、蕾の時は赤色。開花するとオレンジ色に黄色がかかった黄金色で、次第に花弁の先からサーモンピンクに変色し、さらに濃くなり赤色に近くなるのだとか。

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他の品種もチラホラ。この純潔の白薔薇は「pray(祈り)」といい、「アンネのバラ」と対局ながら、教会のお庭に相応しい名称と佇まい。黒薔薇堂の主人が白薔薇と対峙(笑)。
因みに、黒薔薇は、腹黒い、はらぐろい、くろいばらで黒薔薇・・・なのはナイショですから。

ハアハアゼイゼイの激坂も帰りはビュンビュン!!!! 夙川あたりのオッシャレェなレストランかリストランテでランチしようと計画していたが、時間が早すぎたのと、速度が速すぎて、一気に甲子園近くまで駆け抜けた。それならばと国道2号線を疾駆して、正午前に帰宅。いつも"おひとりさまランチ"を僻んでおられる奥様と、近くにオープンした「台湾まぜそば」の店に。

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その汁なし麺料理はTAIWANとは縁もゆかりもなく、名古屋発祥であるそうな。台湾ミンチ(鷹の爪とニンニクを効かせた醤油味のピリ辛ミンチ)を使っていることからその名称であるらしい。ミンチの辛味を卵黄がマイルドに包み込んで、見た目はジャンクっぽい(?)けれど、なかなかどうして侮れない名古屋飯。麺を啜ったあとの具材と和えるための"仕上げ飯"が添えられていて、それはそれで、麺とは異なる味わいになって、ヴォリューミーで満足感も高い。この店では、すりおろしたニンニクやトウガラシ、柚子胡椒など薬味がカウンターやテーブルに用意されているんで更なるカスタマイズも可。
午前中に西宮まで往復50㎞、登坂でカロリーも相当に使ってしまったので、チャーハンとギョウザのセットまで追加したら、腹一杯!! 辛いのが苦手な奥様は無難に塩ラーメンに味付玉子をトッピング。それを適当にシェアして、満腹感と疲労感とで帰宅後、午後は長いお昼寝。

一方その頃とらちゃんこと息子さん(16)はきゃさりん(奥様の妹・永遠の28歳!?)と回転寿し。マグロをアホほど喰って、午後は腹痛でお昼寝。嗚呼。

本日の結果
走行距離:53.82km
走行時間:02:43:44


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コメント 4

yosshu0715

1972年に送られたアンネのバラ・・・!!(笑)
なんと僕と同い年ではありませんか!!(笑)
俄然親近感が湧いてきました・・・!!(笑)

僕も時間があったら行ってみたい!!(笑)


しかし台湾まぜそば美味しそうですね!!(笑)
僕もこんなジャンクなビジュアルのご飯は大好き!!(笑)
ぜひ食べてみたいところです!!(笑)
by yosshu0715 (2015-05-18 22:53) 

moto_tip_sp

アンネのバラは昨年行ったところですね。
あの時も行ってみたいと思っていたもののかなわず、時がたってしまいました。
西宮は坂も多いから、jojoスペシャルの威力発揮ですね。

台湾まぜそばいいですね。台湾とは関係ないとはトルコライスのようですね。でもjojoさんはパスタ以外は麺類禁止と思っていましたから意外でした。
by moto_tip_sp (2015-05-19 05:41) 

JUN1026

ヨッシュさん、コメントありがとうございます。
こんなエピソード付きのバラ、もっと広まればいいのですが・・・。ぜひ、栽培して、増やして、広めて下さい(笑)。
名古屋飯と聞いて、味噌味を連想したのですが、ピリ辛で、麺でもご飯でもそこそこに美味かったです。ぜひ一度ご賞味下さい。
by JUN1026 (2015-05-19 09:16) 

JUN1026

モトさん、コメントありがとうございます。
アンネのバラの教会はこれで3度目。リニューアルしたBD-1なら楽に、なんちゃってヒルクライム出来るかどうかの確認も兼ねて、訪ねてみました。
どれだけカスタマイズしても、坂道がツライのは変わりません。
台湾まぜそば、うちの近くにオープンして、そこそこ評判になっていて、そこそこ美味いらしいので、ネタになればと入ってみました。珍しいものはとりあえず一度は味わっておかないといけません(笑)。
by JUN1026 (2015-05-19 09:22) 

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