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記譜はたしかにめんどくさいが・・・ [日記・雑感]

最近なにやら、譜面を書くのが苦手だという、自称「クラシック作曲家」が世間を騒がせておりますが・・・。

 

まァ、譜面が読めなくても楽器の演奏は出来る。譜面が書けなくても作曲することは出来る。出来はするが、自分ひとりならともかく、アンサンブル演奏する、セッションするとなると譜面があった方が話しが早い。
確かに、譜面を書くのは面倒で、ましてや、長大なオーケストラ用スコアとなると重労働。各楽器に対する知識も必要となる。ゴーストライターはともかく、記譜してくれるアシスタントが欲しいと思ってしまう。
多くの場合アシスタントを雇うことは出来ないが、それならコンピュータに手助けを願う。DTM(Desk Top Music)やDAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれるソフトウェア・アプリケーションを利用すればいい。処理能力的に"もたる"ことはあっても、文句も言わなきゃ、秘密を暴露することも無いwww。
演奏技術があればリアル入力すればいい。それほど指が動かなくてもステップ入力という手がある。耳が多少不自由でも、ゆっくり大きな音で再生すれば確認出来るン・・・でしょ?

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GarageBand

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Music Studio

iOSアプリにもそれ向きのものは幾つかある。デモ演奏程度なら「GarageBand 」でもいいし、愛用しているのは「Music Studio」。ちょっとしたメモ、デッサン程度なら演奏をレコーディングしてくれる楽器アプリも星の数。

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ちょっと面白い記譜アプリが「ScoreCloud」。
起動後、マイクに向かって、歌ったり、口笛を吹いたり、楽器を演奏すれば、それをレコーディング~アナライジングし、五線紙上に記譜してくれる。紙やペンを持ち歩かなくても、いつでもどこでも、スコア・ライティング。インプット後に修正することも出来て、MacやPC用WEB版「ScoreCliud Studio」と同期、そちらでアレンジ、加工することも可能。

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WEB版は外部鍵盤を接続すれば和音も扱えるが、iOS版は残念ながら単音しか扱えない。物足りないが、ちょっと思いついたメロディをメモするのには十分使える。指さえ使わず、なにしろマイクに向って歌うだけでいいから、クルマや自転車を運転中でも操作可能? 出先での鼻歌を帰宅後にMac、PCで楽曲に展開・・・というのが正しい使い方か?

彼も、代作など依頼せず、DAWやDTMアプリケーションを使っていればこれほど問題にならなかったんでしょうね。売れるかどうかは分かりませんが・・・www。
まァ、楽曲の出来さえよければ、ゴーストが書こうが、モンスターが演奏しようが、構わない。名曲と呼ばれ、著名な作曲家が遺したとされる楽曲が実は他人の贋作だった・・・という例も多くある。ただ、それを売らんがために、恐れ多くも勿体無くも「現代のベートーベン」などと囃すのが腹立たしい。曲想やスタイルを無視して、作者(とされる人物)のキャラクターだけで、軽々しく楽聖ベートーヴェンさまの御名を持ち出すのが許せない。「偽の・・・」というのさえ烏滸がましい。これは本人の責任ではないとも思うが・・・。
オンガクにしろ、スポーツにしろ、成果・結果にスポットライトを当てるより、その人物のキャラクターやプロフィールばかりフォーカスする昨今の風潮がどうも気に入らねェ。それじゃあ、とんだ浪花節じゃあねェか!!!! たとい、世間が許しても、オイラの背中のサクラフブキが黙っちゃいねェ??

どんなアプリケーションを使っても、作業が効率化するだけで、創作力が向上するわけでありません。譜面が書けないと嘆く前に、もっと才能が欲しいと楽聖さまに祈るべきかもしれませんなァ。これはワタシのことですが・・・。

注1."ベートーヴェン"と"ベートーベン"はあえて使い分けています。
注2.私の背中には、実際タトゥーはありません。


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