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花巡礼 ~ Fleur de Pèlerinage [散歩・散走]

"March comes in like a lion and goes out like a lamb. ”
ライオンも長く居座る冬将軍に手懐けられてしまったのか、荒々しさも秘めたまま、しんしんと冷たい三月の始まり。
梅の便りもささやかに限られたままで一向に春らしい風景も得られないけれど、だからといって部屋に籠っていたところで心は晴れない。春の歩みが遅いのならこちらから迎えに行ってしまえと、今日は"オレの庭"を飛び出して、梅の香りを求めてチビ輪バッグの渡り鳥、京都の梅の名所を巡る花巡礼。
BGMはもちろん、フランツ・リスト!?

 

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後ろがフィックスされた、いつもどおりのケツカッチン。ならば早くに出ればいい。夜明け頃に到着出来るよう、5時過ぎの電車にチビ輪バッグを携えて乗り込む。

四条大宮に着いたのがちょうど日の出時、6時20分。東の方を見透かしても陽が射すどころか暗く重そうな雲が流れるばかり。雨や雪は覚悟のうえ、寒いなどとは言っていられない。バッグを解けば、梅に寄りそうウグイスならぬ薄瑠璃色のbirdy、BD-1は飛び立つ準備。

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最初に訪ねたのは「京都御苑」。広大な御苑公園にもその一角にわずかだが梅林がある。ちらほらながら白あるいは紅色の花弁が見受けられる。

サクラは散り際の美しさ。ではウメは?
ウメは咲き始め。同じ枝に堅い蕾もあり、綻びかけたものもあって、咲き誇る花もあるのがウメの美しさ・・・と思うのですが・・・。

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御苑を出て、次は「護王神社」。こちらの目的は梅ではなく・・・。
この「護王神社」は"足腰の守護神"。軟弱なポタリストであるワタシもご利益にあやかりたいが、絶賛反抗期中の陸上少年、神頼みで速くなるとは思わないけれど、せめてケガをしないようにと親心??
ご利益だけが目的ではなく、こちらの神社、通常"狛犬"が鎮座するところ、鳥居前と拝殿前に2組4頭並んでいるのは"狛イノシシ"、それを見たくて。なにしろモニュメント好きですし。
こ のイノシシさん、"このイノシシは、我が国の歴史書「日本後紀」に、和気清麻呂公が京より宇佐へ向かわれた際、災難にあわれたのを300頭ものイノシシが 現れて、清麻呂公をお護りしたとあることから、「清麻呂公のお社には狛犬でなく狛イノシシを」という崇敬者の声により、明治23年に建てられ"たそうな。

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手水舎までイノシシ。徹底してはる!!

次は、本日のメインディッシュ(?)となる「北野天満宮」。

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ウメといえば天神さん。菅公をおまつりした神社の宗祀である"北野の天神さん"。
「 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな 」
飛び梅は・・・と探しても、太宰府まで飛んで行っちゃってここにはない??
境 内のそこここにも梅の木は植えられているが、本命は梅苑。が,残念ながら梅苑が開くのは10時から。外から覗いてみる限りまだ見頃というほどでもなく、空 からチラチラと雨とも雪とも解らぬものが落ちてきてあまりノンビリとしていられない。梅苑は今月下旬までの公開、もう一度来てもいいかなァ??

空模様を気遣いつつ「梅宮大社」へ。

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酒造の神、子授け・安産の神として信仰されているが、ワタシにはお酒も安産も必要ない。梅宮という社名と梅津という地名に惹かれて。
こちらは料金を支払ってご神苑へ入らせて頂いたが・・・。梅がちらほらなのは致し方ないとしても、もう少し整備して頂きたい・・・かな。

気を取り直して「城南宮」。怪しかった天気もすっかり晴れやか、暑いくらいになってきた。

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参拝後に、こちらでも有料のご神苑に入らせて頂く。

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枝垂梅はまだまだ蕾が目立つばかり。とはいえ花の数が多いせいか梅の香の香しいこと。梅と椿のハーモニーも素晴らしい。梅の花がもう少し開いた頃にもう一度来たいかなァ。

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陽射しもポカポカ暖かくなっていつまでもお庭で和んでいたいところではあるが、あとの予定がケツカッチン。再びチビ輪バッグの渡り鳥となって帰路につく。
花のためならすぐにでもリピートしたいところだが、来週は京都マラソンらしいし・・・。

本日の結果
走行距離:51.49km
走行時間:03:24:55


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